39杯(浅沼side) ページ40
ひま
カフェに行ってもAはいない=話し相手がいない
今日は休み
来週末にはAのライブがあって
会えるからいいけど
「てんちょーさんはAいなくて
寂しくないの？」
「うーん、まぁライブやらツアーやらがあるときはいつもだから慣れたな」
「そっかー
Aってすごいんですね、本当に」
「生まれつきの才能もあるけど、環境が関係してることもあるよ」
「え？」
てんちょーの意味深な発言が気になった
環境？
「Aの親さ、事故で亡くなってんだ、だから、高校生の時は北海道の祖母の家にいたけど、おばぁちゃんも亡くなって、寂しさを紛らわすのに歌い手仲間のいるこっちに帰ってきた」
絶対俺が教えたって言うんじゃねーぞ？と言う店長
独りで溜め込んでるんじゃないかと心配になってきた
「悩みとか溜め込んでたりするんですかね」
「一時期は毎日目ぇ腫らして仕事来てたけど
最近は全くねぇな、浅沼さんが来るようになってから」
「俺？」
「手放した夢を追うチャンスをくれたからってのもあると思うけど」
「そうだったんですか」
「天月でも手間足も出なかったのにあっさり知り合ってあっさり仲良くなったお前に取られて嫉妬してるかもな」
あいつ嫉妬深いし
とてんちょーがボソッと言った
こっわ
ｶﾗﾝｶﾗﾝ
「いらっしゃーい」
「お邪魔しまーす、あれ？晋ちゃんじゃん何してんの？」
「健次郎さん！
コーヒー飲んでますw
ここで会うのは初めてですよね？よく来てるんですか？」
「Aは？？」
「ライブ終わるまで来ませんよー」
「あら残念
3日前に飲んだときあの子がここのカフェ来てくださいって言ったから今日来てみたんだよね」
「Aと飲んだんですか？」
「うん、3日前にね〜
安元君に誘われて行った飲み会で、いい子だね？
あんな子が僕の元カノ役なんてびっくりだよ」
「とってもいい子ですよね〜」
「おじさん可愛さに負けそうだったよついつい、
がおーってね」
意地悪に笑う健次郎さん
心臓が一回大きく鳴るのを感じた
「それは、どうゆう意味で？」
「さぁ？」
と言うと残りのコーヒーを飲み
お金を置いて出ていった
「ごちそうさま美味しかったでーす」
「またお越しくださ〜い」
ｶﾗﾝｶﾗﾝ
「恋のライバル出現か？
あいつは年上好きだぞー？」
「んな！違いますよ！
Aは年下過ぎます！」
どーだかねー、と厨房に引っ込むてんちょー
俺もちょうど飲み終わったのでお金を置いて帰ることにした
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のぞみ - 夢に向かっていけるのっていいですよね。私なんて高校時代に父親が仕事辞めるとかヤキ起こし嫌々諦める羽目になったし、今も今度は母親から現実見てって言われて背中押してもらえないし、応援もしてくれないから、夢に向かっていける人は羨ましい。(泣) (2021年6月3日 4時) (
レス) id: 90a3a483bc (このIDを非表示/違反報告)
萢 - あの、初めまして。まさかの浅沼さんで発狂しました。ひまわりは確か宮野さんもいたはずですよ?だから大丈夫だと思います。 (2020年5月16日 23時) (レス) id: 85ac30c85a (このIDを非表示/違反報告)
暇なおんなのこ(プロフ) - ななみさん» すみません、、、とんでもないミスです！！修正しておきます！ご指摘ありがとうございます！ (2020年3月8日 16時) (レス) id: 546a9c98d6 (このIDを非表示/違反報告)
ななみ - 確かひまわりは木村良平さんだったような気がします。間違っていたらすみません (2020年3月8日 16時) (レス) id: 9d2ea4a574 (このIDを非表示/違反報告)
暇なおんなのこ(プロフ) - 鈴音_れいねさん» わぁ~！！ごめんなさい間違えてました！！教えていただきありがとうございます！！ (2020年3月7日 19時) (レス) id: 546a9c98d6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：暇なおんなのこ | 作成日時：2020年3月4日 19時
