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その日は突然訪れた
渡「あ、いたいたー
Aさん、ちょっと話さない？」
『あ、え！？ぜ、全然いいけど、』
渡「じゃあ、中庭で待ってる」
あの日から数日経った今
彼との初めての会話が呼び出しかぁ、なんてなんだか悲しく思えた
この呼び出しで、リンチされる気がして
そんな事ないんだろうけど
「え？A、なにかしたの？」
『ん？なにもしてないから、私怖くないよ
だから、行ってくる』
「お、おう」
こんなにハッキリ意思表示した、イキイキしている私を見るのは、初めてだろう
そんな私に気圧されたのか、キョドりまくっている友達はなんだか面白い
そんな事を思いながら、彼に指定された中庭へ向かう
中庭と言えば、彼があの女の子と一緒にいた所か
いいなぁ、私も、彼とキスするような、関係になりた渡「大丈夫？」
『あ、ごめんごめん！
全然大丈夫ですよ！！
というか、どうして呼び出しなんかしたの？』
もう中庭に着いていたのか、なんて思いつつ、彼からの言葉を待つ
すると、眉間にシワを寄せながら「なんとなく」なんて言うものだから、どう返せばいいのか分からなくなった
渡「あの日、あんな事目の前でされてたのに、目線逸らさなかったAさんの事が、少しきになってるっていうのは理由になる？」
『ちょっと理解が出来ません』
渡「だよねぇ、俺も」
そう言った彼は、少し困ったようにハハッと笑った
低い声は思ったより心地よくて、なんとなく、彼の周りに人が集まる理由が分かった気がした
渡「俺もよくわかんないんだけど、君のあの時の恍惚とした表情っていうの？
あれが忘れられなくて」
「彼女と別れちゃった」という彼からの言葉をどう受けとったらいいのか分からなくて、思わず固まってしまう
あんなに、熱いカップルだったのに、そんなに簡単に別れるんだ
驚きで動けない私に対して「大丈夫かー」と目の前で手をフリフリしてくる彼のお陰で、はっと現実に戻った
渡「俺さ、馬鹿だから、あんまりAさんにわかるように説明出来ないんだけど、なんと言うか、あの表情をもっとみたいって言うか、」
うん、急展開ワロタ
この先の言葉をなんとなく分かってしまい、思わず、頬が緩む
渡「俺と付き合っ『喜んで』、はやすぎない？」
そう驚いた彼に、ふふふっと不敵に笑ってみせる
貴方と私が通じたあの日、きっと、神様からのプレゼントなの
こんな、急展開で、全然綺麗じゃない出会いが、私達の幸せになるの
これからも
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ルな(プロフ) - 一番最初のシリーズから読ませていただいてます。もう感激です✨なんでこんな神小説見つけるのおそくなっちゃったんだろ .... 佐久間さんのペースでいいので、どうか戻ってきていただきたいなと思います😢ずっと待ってます ‼ そして応援してます !! (2022年8月18日 10時) (
レス) @page27 id: 0c9a247f04 (このIDを非表示/違反報告)
あき - 恋日誌から、読ませて頂いてます！色んなジャンルがあり、毎日読んでも面白いです‼更新待ってます！ (2022年4月7日 17時) (レス) id: 45421e6c59 (このIDを非表示/違反報告)
佐久間さん(プロフ) - コーヒー豆さん» そう言って貰えてすっごく嬉しいです！ありがとうございます！神だなんて言って貰えて幸幸です♡ありがとうございます！ (2022年3月5日 20時) (レス) id: 23029b9da8 (このIDを非表示/違反報告)
コーヒー豆 - ほんとに佐久間さんの作ったお話好きすぎて何回も繰り返して見てます!! 佐久間さんは``神``でやんす！ (2022年2月21日 19時) (レス) id: a7da1e1812 (このIDを非表示/違反報告)
佐久間さん(プロフ) - しおさん» え！？そんな事言って貰っちゃってたんですか！！嬉しすぎてヤバいです泣そう言って頂ける方がいるから頑張れます！ありがとうございます🥰 (2022年1月15日 10時) (レス) id: 23029b9da8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：佐久間さん | 作成日時：2021年10月26日 20時
