眠り王子[ラウール] ページ12
私の王子はよく眠る
ラ「ぐーっ、、、うん」
私といる時なんて特に
天使みたいな顔してぐっすりすやすや
ちょっとくらい私に構ってくれてもいいじゃん
最近、起きているラウールと喋ってる時間とか、あんまりないから寂しいし
そんな事を考えてる癖して、彼の寝顔を見ていると、段々どうでも良くなってしまう
だって、私と彼は歳がだいぶ離れてるし
こんな事を訴えるとか、できっこない
元々、私は辰哉くんと腐れ縁で、幼少期からずっと一緒
そんな辰哉くんが紹介してくれたのが、彼だった
まだ義務教育を卒業したばかりの彼の初々しさと言ったらありゃしなかったなぁ
そこから、連絡先を辰哉くん経由で交換して、いつの間にかずっと電話する仲になって、なんでか付き合う事になって
今時の高校生の付き合い方は分からないけど、少なからずデートとかするよね？
いっつも私が彼の家に行って、彼が寝てる周りを掃除するのがデート？
絶対違うでしょ
深「はぁい、どうしたの？」
『ねぇ、聞いてよ』
辰哉くんは昔も今もよき相談相手
2人で電話しながらお酒を飲むなんてしょっちゅうある事だ
深「つまり？Aは？ラウールに構って欲しいと」
『こんな歳のおばちゃんが何言ってるのって感じだけどね』
深「まぁ、一応女子なんだし仕方ないって」
『一応？』
深「いや、めっちゃ女子だから」
バカにしたように笑う彼に、ムスッとしてしまう
忙しいのに、私のかけた電話に高確率で出てくれる彼には、わりと感謝しているのだ
だから、ムスッとする気持ちを落ち着かせるようにふぅーっと息を吐いて、彼にまた話しかける
『ラウールが忙しいのは分かってるし、会ってくれるだけ嬉しいのは嘘じゃないよ？
だけどさ、やっぱり一緒にどこかに行きたいなぁって思うじゃん？』
深「、、、まぁ、分からなくもないけど」
困ったようにそう言った彼は、一息置いてから、また口を開いた
深「ラウール、最近映画とかライブとかで全然寝れてねぇのよ
俺らの前で「寝ろ」って言っても、全く聞く耳持たねぇし
多分さ、ラウールがAの前で寝るのって、Aの隣が安心出来るからだと思うよ」
『安心？』
深「そう
じゃないと、ラウールは文春とかのリスク背負ってまでAを家に呼ばねぇと思うぞ」
「とりあえず、考えてみろ」と言った彼は、切らずにそのまま黙って私の答えを待ってくれる
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ルな(プロフ) - 一番最初のシリーズから読ませていただいてます。もう感激です✨なんでこんな神小説見つけるのおそくなっちゃったんだろ .... 佐久間さんのペースでいいので、どうか戻ってきていただきたいなと思います😢ずっと待ってます ‼ そして応援してます !! (2022年8月18日 10時) (
レス) @page27 id: 0c9a247f04 (このIDを非表示/違反報告)
あき - 恋日誌から、読ませて頂いてます！色んなジャンルがあり、毎日読んでも面白いです‼更新待ってます！ (2022年4月7日 17時) (レス) id: 45421e6c59 (このIDを非表示/違反報告)
佐久間さん(プロフ) - コーヒー豆さん» そう言って貰えてすっごく嬉しいです！ありがとうございます！神だなんて言って貰えて幸幸です♡ありがとうございます！ (2022年3月5日 20時) (レス) id: 23029b9da8 (このIDを非表示/違反報告)
コーヒー豆 - ほんとに佐久間さんの作ったお話好きすぎて何回も繰り返して見てます!! 佐久間さんは``神``でやんす！ (2022年2月21日 19時) (レス) id: a7da1e1812 (このIDを非表示/違反報告)
佐久間さん(プロフ) - しおさん» え！？そんな事言って貰っちゃってたんですか！！嬉しすぎてヤバいです泣そう言って頂ける方がいるから頑張れます！ありがとうございます🥰 (2022年1月15日 10時) (レス) id: 23029b9da8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：佐久間さん | 作成日時：2021年10月26日 20時
