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「A、大丈夫だったか?」


ジェットコースターを降りた後、マークは真っ先に私を気遣ってくれた。

「うん、大丈夫だよ。マークが手を繋いでてくれたから怖くなかったし、楽しかった!」

笑顔を見せれば分かってくれたのか、彼もホッとしたように笑ってくれる。
今まではジェットコースターに乗ると最後まで恐怖感があったけれど、今回は彼が手を握ってくれていたおかげで本当に怖くなかった。
まるで魔法がかかったみたいに。


「次はどうする?Aの行きたいところでいいぞ」
「うーん。じゃあ…」


私達は次々と興味のあるアトラクションを楽しんでいった。
コーヒーカップにゴーカート、船に乗って人形達の世界を回るアトラクションなど…
マークの希望でお化け屋敷にも行ったけど、こればっかりは本当に苦手だった。
終始彼の腕にしがみつきながらゴールに辿り着けるのを願ってたな…

それでもマークと過ごすこの夢のような時間は、相変わらずあっという間に過ぎてしまう。


気付けば日も暮れかけていて、最後に何に乗るかを決める事に。


「もうこんな時間か…」
「乗るとしたらあと一つくらいだね。どうしよう?」

最後はマークに決めてもらおうと問いかけたところ、彼はフッと笑い私の手を取って歩き出す。



「それはもちろん…決まってるさ」

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結川(プロフ) - 星猫さん» ありがとうございます! (2021年9月19日 1時) (レス) id: d45f7778dc (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - 続編おめでとうございます!高評価しました! (2021年9月18日 16時) (レス) id: f84c743866 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:結川 | 作者ホームページ:https://www.pixiv.net/users/17663132  
作成日時:2021年9月18日 16時

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