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「あ…早速飾ってくれてるんだな」
マークは窓際に飾ってあるバラを見て嬉しそうに言う。
「うん。折角もらったんだから、大切にしたいしね」
「…なあ、バラの花には贈る本数によって意味があるの…知ってるか？」
マークからの問いに私は首を横に振る。
意味なんてあったんだ…知らなかった。
すると彼は少し照れ臭そうに頭を掻く。
「俺がAに贈った本数は三本…これは“告白”と“愛している”の意味がある。この場合だと、後者の意味になるな…」
「えっ…！」
そんな情熱的な意味が込められていたとは思わず、不意に心臓を撃ち抜かれたみたいになる。
「あ、愛って…」
「やっぱり照れるが…本心だ。俺はお前を愛してる」
もう真っ直ぐに彼を見られない。
あまりにも熱い視線で射抜いてくるから、火傷してしまうんじゃないかって、ちょっと本気で思ってしまう。
でも…溢れる彼への愛は私だって同じ。
だから手を伸ばして思い切り抱き付いたんだ。
「本当…いつもズルいんだから…」
「お前になら、どれだけでもズルくなれるさ」
今、すごく幸せだって叫びたい気分だ。
目の前に居るこの人がくれる幸せに溺れてしまいそう。
好き。大好き。愛してる。
想いを伝える言葉全て並べても、足りないくらい。
それくらい、幸せだから。
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結川(プロフ) - 星猫さん» ありがとうございます！ (2021年9月19日 1時) (
レス) id: d45f7778dc (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - 続編おめでとうございます！高評価しました！ (2021年9月18日 16時) (レス) id: f84c743866 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：結川 | 作者ホームページ：https://www.pixiv.net/users/17663132
作成日時：2021年9月18日 16時
