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作家と家政婦 ページ2

自宅のドアを開け、ただいまと言うとおかえりなさい、という可愛らしい声が聞こえた。
同時にリビングから現れたのはエプロン姿の可愛い少女。
…少女というのはかなり語弊がある。身長が小さいだけで、彼女は22歳なのだから。

「どうでした?」
「3件まわってきたけど、全部店頭に俺の本が並んでた」
「良かったじゃないですか!やっぱり重先生が『この作家がすごい!』っていう大賞でしたっけ?に選ばれたのは夢じゃなかったんですよ!」
「そうみたいだな。四季折、酒飲みたい」
「昼間からお酒はダメですよ。体に悪いです」

彼女の名前は四季折織(しきおりおり)。この家の家政婦だ。ちなみに住み込みではない。
だから、朝は大体9時くらいに来て夜は6時半くらいに帰っていく。勤務時間は長いけどその分休憩も設けてる。

「…廊下にもエアコンつけるか」
「廊下にまでエアコンつけたら重先生益々家から出る気無くすじゃないですか。今日外に出たのは奇跡ですよ」
「四季折、お前人を引きこもりとかニートの類だと思ってる?」
「やだなぁ先生、思ってないですよ。ただでさえ、今重先生は日本で一番注目されてる作家じゃないですか」
「俺自身は注目されなくていいから、俺の本に注目してほしいんだよ」

酒を注文したのだが、出てきたのは麦茶だった。
この家政婦から言わせたら、健康管理も家政婦の仕事だとかなんとか。よくできた家政婦だ。
エアコンの温度を下げようとリモコンをとると、上から四季折に取り上げられた。

「これ以上電気代増やしてどうする気ですか!」
「ほら、冷房機器使わないで家で亡くなってる人も毎年ニュースで取り上げられてるし」
「何度まで下げる気ですか」
「18」
「重先生が7月なのに長袖長ズボンなのが悪いんです!」
「肌出したくないんだよ」

とはいいつつも、家ではいいかと思い長袖を捲り上げる。自分でも痩せすぎだとは思うけど、締切間近になると何も食べずに原稿に没頭するから仕方がない。
それに四季折がいないときは、コンビニ弁当かカップ麺か何も食べないの三択だ。

「さっみ!」
「重先生って知識はありますけど、その、バカですよね」
「結局直球で言ってんじゃん」

****************

重重 重(かさねがさね かさね)
職業:作家 年齢:31 性別:男
身長:170cm 体重:45kg 出身:神奈川
髪色:深緑 瞳色:緑 肌色:肌色

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作者名:零紅 | 作成日時:2017年7月18日 0時

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