83話 ページ35
さて、とキルアは立ち上がるとパソコンを操作する
『何してるの？』
キ｢ネットだよ。売ってる店を検索する｣
キ｢えぇ!?1件もないのかよ！｣
ゴ｢売れ切れってこと？｣
キ｢中古市場に出回ってない…売れ切れでも中古ぐらいはあるはずなのに…このゲーム自体、市場に出回って無い可能性もあるな｣
『どういうこと？』
キ｢つまり、個人が作ったゲームでさ元々売り物じゃないか、何かの事情で発売禁止になってるってことさ。とにかく調べてみるか｣
とキルアは探る
｢あった。これはちゃんと正規なルートで販売されたゲームだ｣
｢グリードアイランド…ハンター専用…ハンティングゲーム｣
『ハンター専用ゲーム…』
｢しかも何だよこの値段！｣
｢5億8000万…!?｣
｢『58億!!/だ！』｣
キ｢しかもなんちゅうデタラメな値段なんだ！｣
ゴ｢販売個数は100個だって！これって多くないよね？｣
キ｢すっげぇ少ねぇよ！ぜってーなめてる！少なすぎるぜ！けど分かった。値段は高ぇけどハンターなら買える値段だしこりゃ完全な売り切れだ！｣
『製作元に在庫は無いのかな？』
キ｢一応問い合わせてみるか｣
＜お尋ねのソフトですが、そちらはもう絶版になっております…＞
キ｢持ってる人に譲ってもらうしかないのかな？｣
『だね…』
キ｢ネットの逆オークションに告知して、売ってくれるやつを待つっていうのがセオリーだ｣
ゴ｢…けどお金はどーする？｣
キ｢闘技場で稼いだ金、3人合わせても12億くらいか｣
『後46億…』
キ｢とも限らないぜ。個人の取引だと、売り手のいいね次第だから市場価格より高い金を要求させられるのなんてザラだもん｣
『じゃあもっと高いお金を必要しなきゃ行けないの?!』
キ｢そういうこと｣
｢｢『うーん…』｣｣
ゴ｢ま、ダメ元で告知だけしとこーよ｣
キ｢アクセスなんてこねーと思うけど｣
『アクセス数が…凄いことになってる！』
キ｢そうか…こいつら金目当てで偽物売りつけようとしてるんだ！額が額だから考えてみりゃ当たり前か…｣
キ｢お手上げだな。これ1つ1つとなんか交渉してられねーぞ。第一、本物か偽物かなんて俺達じゃ判断つかねーし｣
ゴ｢じゃあどうすればいいの？｣
キ｢もっとネットのディープなとこに入り込めば豊富になるけど、俺もあんま詳しくねーしなぁ…｣
『ゲームやネットに詳しい人って誰かいないの？』
キ｢あ…いた…両方詳しいやつ…｣
私達は驚いているとキルアは嫌々電話をかける
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作者名：まりも | 作成日時：2021年2月19日 2時
