80話 ページ32
あーあ…気まずくなるやつだ…。
『き、キルア！もう寝ようか！うん！夜遅いし！』
キ｢え？あ…おう…｣
と言って私達は寝る。
『キルア…ゴンのベットで寝て大丈夫なの？』
ゴ｢大丈夫だろ！｣
と言ってキルアはゴンのベットで寝る。
私は床に引いた布団で寝に入った。
数分経つとキルアの寝息が聞こえてくる。
もう寝たのかよ…。火照りすぎて眠れないわ…。
でも気まずくなってなくて良かった…。
ゴン…まだ片付けてるのかな…？手伝えば良かった…。
なんてことを思っていると下から笑い声が聞こえてきた。
楽しそう…。私のお母さんとお父さん、何してるんだろう。なんで私捨てちゃったのかな…。
ゴンの幸せそうな顔を見てると、なんだか凄く胸が痛くなってきた。
もういいや…今日は寝よう…。
『ふぁぁ…。』
ゴ｢あ！Aおはよう！｣
『ゴン！起きてたんだ！おはよう！』
ゴ｢うん！せっかくの休みだしゆっくり寝といた方がいいでしょ！｣
『ありがとうぉ！ゴン神！』
ゴ｢えへへー｣
ふとベットに目をやると、キルアはまだ寝ていた
相当疲れたんだろうな。朝強いのはキルアなのに
私がゴンと一緒に布団を片付けているとキルアがむくりと起きた
私達は朝食を済ませ、ゴンの部屋に集まる
キ｢へぇーなるほどね。んで、それがこの箱……ん？あれ、これどうやって開けるんだ？｣
ゴ｢うん…色々試したんだけどどうしても開かないんだ｣
キ｢ちょっと力入れていいか？｣
ゴ｢いいよー！｣
とキルアは箱に思いっきり力を加える。だが箱は開かない
キ｢ダメだなー…普通の箱じゃねぇよ！ただの鉄箱だったら簡単に捻じ開けられるのに…｣
捻じ開ける…鉄箱を…？え？へ？←
キ｢中に何か入ってるのか分かんねーし、ぶち壊す訳にも行かねーしな…｣
と私達は頭を悩ませる。
キ｢わかった！ゴン！A！俺達まだ試してないことがあるぜ？ハンターになった今、なる前に持っていなかった物！｣
｢『あぁ！』｣
｢『ハンターライセンス!!』｣
ゴ｢でも…カードの差し込み口とか何処にもないよ？｣
キ｢いや…違うって…念だよ念…｣
｢『あ…』｣
ゴンは箱を手に持ち、念を箱に集中させる。
すると箱は光を出し、バラバラになった。出てきたのは箱。
キルアは鉄を拾って観察し、ゴンに投げる
キ｢そのデザイン、見覚えないか？｣
ゴ｢これって…そうだ！ウイングさんがくれた誓いの糸にも似たような模様が書いてあった！｣
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作者名：まりも | 作成日時：2021年2月19日 2時
