【HxH】奴*隷少女 2【キルア】 (ページ12)

今日:3 hit、昨日:4 hit、合計:49,373 hit

60話ゴンVSギド 2 ページ12

私達は必死になってゴンにそう叫ぶが、ゴンの耳には届いているのか居ないのか、真剣に相手を見た後、目を瞑り飛んでくる独楽を華麗に避けた。

キ「『!!』」

《なんとーー！！この試合で初めてゴン選手が攻撃回避！！さあこれが反撃開始の序章となるかーーーー！！》

次から次にくる攻撃を目を瞑り、笑いながら攻撃を避けるゴン。

『ほんとに…勝つ気は無いんだ…』

ゴンは勝つ気は無くとも、いかに長く戦えるかを優先してる……？！

こうしてゴンの試合は終えた。

キ「右腕、とう骨、尺骨完全骨折。上腕骨亀裂。肋骨3か所完全骨折、亀裂骨折が12か所……

全治4ヶ月だとさ。このドアホ｣

ゴ「……ゴメン」

と私とキルアに舌をペロッと出して謝るゴン。

キ｢オレたちに謝っても仕方ねーだろ！一体どーなってんだこの中はよ！？念を知らずに洗礼を受けた連中の姿は、嫌って程見ただろうが！｣

とゴンの額を突きながら言うキルア。

『そうだよ？！もしも急所に当たってたら、ゴンもあの世行きだったんだよ！？このバカ！！』

ゴ「ｳｸﾞ…でもさ大丈夫かなって思ったんだよね…
何回か攻撃を受けてみて、まぁ急所さえ外せば死ぬことは……ｳｩ」

キルアはゴンの腕を足で押す。ジタバタとゴンはもがいていると、トントンとノック音がなる。

キ「『はーい/はいよー』」

『あ、いいよ！私出てくる！』

キ「悪い」

ガチャっと開けるとそこにはウイングさんが立っていた。

『ウイングさん……？』

あーあ…かなり怒ってる。部屋に入るなりウイングさんはゴンの前へ。

ゴ「あ、あの…ごめんなさ…(パチンッ！」

キ「『…ッ……』」

その光景に私達の表情は固まる。

ウ｢私に謝っても仕方ないでしょう！！一体何を考えているんですか！

念を知らずに洗礼を受けた人達を見たでしょう！君自身ああなっていても全くおかしくなかったんですよ！！｣｣

キ「あ、それオレたちが言っておいた。」

溜息をつきながらも、ウイングさんはゴンの肩に手を置き、"この程度で済んで良かった…"と言った。

ゴ｢ウイングさん……ホントにごめんなさい｣

ウ｢いえ、許しません｣

だよね～…

ウ｢キルア君、ゴン君の完治はいつ頃になるか知ってますか？｣

「医者は２ヶ月って言ってたけど」

私もうんと頷く。やっぱりキルアって嘘が上手い。

ウ｢わかりました｣

その後ろで私とキルアはグッとサインをする。