デレる人達 ページ7
実彩子side
あ「はぁ、なんで赤ちゃんってこんなに可愛い
の…。」
真「ほんまやな。」
さっきから何回この会話を聞いたんだろう。
お見舞いに来てくれた2人は、来た時からずっと飽きもせずに同じ会話を繰り返してる。
無事に男の子を出産した翌日に、お見舞いに来てくれたAと真司郎。
本当はすぐに来てくれても構わなかったんだけれど…。
産まれた当日は私の両親と、朝1番の飛行機で隆弘の両親が駆けつけてくれたのと、疲れてるだろうからとみんな気を使ってくれたらしい。
今日も午前中は検査と沐浴などがあって、少し落ち着いたお昼を過ぎてから来てくれた2人。
そんな2人はベビーベッドにかじりつき、目を細め目尻を最大限に下げて、ずっとデレ顔のまま。
あ、そういえばそんな顔の人がもう一人いたわ。
同じように目を細めて、産まれた瞬間からずっとデレ顔の隆弘がいる。
あ「実彩子、ほんっとにおめでとう。
すっごく可愛い。」
実「ありがと、A。」
あ「ふふ、それにしても唇ぷるぷる。」
真「おん、西島そっくりやな。」
産まれてきた子は隆弘と同じ少し厚めの唇をしているの。
あ「唇は西島くんにそっくりだね。
でもこのぱっちりした目元は実彩子かな？」
真「そやなぁ、このうっすらできるえくぼも宇野
ちゃんやな。」
あ「あーもう、ほんとに可愛い。
可愛いしか出てこない。」
西「だろだろ？ちょー可愛いだろ！」
ここの病院は完全母子同室の個室で、深夜に出産したからそのまま隆弘も病院に泊まったんだけれど、その時から今までずっと可愛いを連発してる。
あ「実彩子、長い時間大変だったね。
西島くんもお疲れ様。
やっぱり、産まれた瞬間は感動した？」
西「もうね、感動なんてもんじゃなかった。
もうなんつーか、こう…あーやばい。
思い出しただけで泣けてくる…。」
その瞬間を思い出したらしい隆弘は、目元を抑えて声を震わせた。
あ「あの写真の西島くん、目元が赤かったから
感動して泣いたんだろうな、とは思ってた
笑」
あ。
実「そうそう思い出した！ちょっと聞いてくれ
る？！」
あ「何かあったの？」
実「産まれた瞬間もちろん私も感動したよ？
感動したんだけどさ、隆弘私の横で私よりも
号泣してたの。」
真「え、はっず。」
実「もうそれ見たら、私の涙引っ込んじゃって
泣くに泣けなかったんだから！」
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まりぃ(プロフ) - K- Kさん» いつもありがとうございます！そのお言葉が何よりも嬉しいです(TдT)次の章では幸せなお話を書いていけたらと思ってますので、これからもよろしくお願い致します(*^_^*) (2019年3月12日 12時) (
レス) id: b565779794 (このIDを非表示/違反報告)
K- K - 本当にこの作品大好きです！これからも二人がずっと幸せでいてほしいですね。これからも応援してます！楽しみにしてます！ (2019年3月9日 10時) (レス) id: 7746b24c2c (このIDを非表示/違反報告)
めぐ - 全然楽しんでストーリー読んでいるのでまりぃさん気にしないでくださいよ！新しい章のストーリーがどんな始まりだか今からどんなのかまだ私には想像つきません！ (2019年3月9日 3時) (レス) id: 45f78a918e (このIDを非表示/違反報告)
まりぃ(プロフ) - K- Kさん» 身を持ってヒロインさんを守る姿っていいですよね(*^_^*)少しでも楽しんで頂けてたら幸いです(*^_^*) (2019年3月8日 22時) (レス) id: b565779794 (このIDを非表示/違反報告)
まりぃ(プロフ) - めぐさん» 醜い嫉妬に突き動かされる姿が書きたくてこういうお話になりました。ここまでずっと優しくて人思いだったヒロインさんが見せた初めての姿いかがだったでしょうか…。楽しんで頂けてたら幸いです。 (2019年3月8日 22時) (レス) id: b565779794 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まりぃ
| 作成日時：2019年1月15日 16時
