早く！ ページ3
真司郎side
仕事もあと1時間ほどで終わりとなった頃、机に置いていた俺のスマホが震えた。
真「Aからや。」
Aが電話をかけてくるのは珍しいから、嬉しくなってすぐさま電話に出た。
真「A？どしたん？」
あ【西島くんは？まだ会議中？】
なんで開口1番西島やねん、と思いながら
あ【実彩子陣痛きてね、今もう病院にいるの。】
真「え？！陣痛きたん？！」
話を聞くと電話に出ない西島に伝えてほしくて俺に電話してきたらしく、西島が来るまでAは付き添っておくらしい。
真「わかった、もうすぐあいつ会議終わるやろう
し、終わり次第すぐ病院向かわせるわ。」
あ【ありがとう、よろしくね。】
電話を切ると、なんか俺までそわそわしてきてしまう。
もう陣痛きてて病院おるって事は、すぐ産まれるんちゃうの？
てかなんであいつこんな時に会議中やねん！
そんな事をもやもや1人心の中で呟いていると、俺の電話と様子を見てたらしい末吉さんに声をかけられた。
末「Aちゃんなんだって？
陣痛とか聞こえたけど、」
真「宇野ちゃん陣痛きて、もう病院らしいね
ん。」
末「まじかー！あいつは？まだ会議中？」
真「そうやねん。
あいつ立ち会う言うてたのに、間に合わんか
ったらどうすんねん。」
末「焦んなくてもそんなすぐ産まれねーよ笑
てかさ、Aちゃん付き添ってんだろ？」
真「おん。」
末「お前、西島送ってってやれよ。
きっと陣痛きたなんて聞いたらパニックなり
そうだし、事故ったらコトだろ。」
真「そやな、A付き添ってるらしいし
俺送ってくるわ。
末吉さん、俺の車で帰ってくれへん？」
末「わかった。
いやーそれにしてもついにきたか。
楽しみだなー！」
2人で話していると、会議が終わったらしい西島が戻ってきた。
真「あ！西島！今すぐ病院行くで！」
西「病院？」
末「宇野ちゃん陣痛きてもう病院いるって。」
西「ま、まじで！？ちょ、ちょっとまって！」
それを聞いた西島は案の定驚いた顔をして、荷物を片付ける時、焦って机の上の物を落としまくる。
あかん、これはほんまに事故りそうや。
真「西島、A付き添ってるみたいやし
俺が送ったるわ。」
西「まじか？！サンキューな！頼んだ！」
末「西島、しっかり支えてやれよ！」
西島はそれにグッと親指を立てると、2人して急ぎ足で会社をあとにした。
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まりぃ(プロフ) - K- Kさん» いつもありがとうございます！そのお言葉が何よりも嬉しいです(TдT)次の章では幸せなお話を書いていけたらと思ってますので、これからもよろしくお願い致します(*^_^*) (2019年3月12日 12時) (
レス) id: b565779794 (このIDを非表示/違反報告)
K- K - 本当にこの作品大好きです！これからも二人がずっと幸せでいてほしいですね。これからも応援してます！楽しみにしてます！ (2019年3月9日 10時) (レス) id: 7746b24c2c (このIDを非表示/違反報告)
めぐ - 全然楽しんでストーリー読んでいるのでまりぃさん気にしないでくださいよ！新しい章のストーリーがどんな始まりだか今からどんなのかまだ私には想像つきません！ (2019年3月9日 3時) (レス) id: 45f78a918e (このIDを非表示/違反報告)
まりぃ(プロフ) - K- Kさん» 身を持ってヒロインさんを守る姿っていいですよね(*^_^*)少しでも楽しんで頂けてたら幸いです(*^_^*) (2019年3月8日 22時) (レス) id: b565779794 (このIDを非表示/違反報告)
まりぃ(プロフ) - めぐさん» 醜い嫉妬に突き動かされる姿が書きたくてこういうお話になりました。ここまでずっと優しくて人思いだったヒロインさんが見せた初めての姿いかがだったでしょうか…。楽しんで頂けてたら幸いです。 (2019年3月8日 22時) (レス) id: b565779794 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まりぃ
| 作成日時：2019年1月15日 16時
