言うと思ってた ページ20
末吉side
千「だっちゃん、次私だからね。」
日「わかってるって、もう少しだけ。」
祝杯をあげて落ち着いた頃、みんな順番に赤ちゃんを抱っこし始める。
みんなそれはもう嬉しそうな顔をしてこれでもかってくらい目尻を下げて。
輝「パパ、ぼくもだっこしたい！」
隣の輝は瞳をキラキラさせて言ってくるけど、まだ首も座ってない生まれて1週間ほどしかたってない赤ちゃんを1人で抱っこさせるわけにはいかねえやん。
末「まだ輝1人じゃ抱っこできねえだろ？
パパと一緒な。」
千晃ちゃんも抱っこし終わってしばらくして俺の番が回ってきた。
先にみぃが抱っこしたあと、俺の腕の中にきてくれた小さな小さな赤ちゃん。
その小さな体と重みに、輝が生まれた時もこんな小さかったんだな、なんて思い出した。
末「輝、足伸ばして手出して。」
俺の言う事をきちんと聞いてくれる輝は、足を伸ばして膝の上に手を置いて待っている。
その上に首と体を支えたまま載せてやると輝はさらに瞳をキラキラさせて、ほわぁ、と効果音が聞こえてきそうな顔をした。
輝「パパ、すっごくかわいいね！」
末「だな。輝もこんなにちっちゃかったんだ
ぞ？」
輝「ぼくも？」
美「そうだよ。」
にこにこしながら赤ちゃんを見つめた輝は、しばらくして俺の方を向き
輝「パパ、ぼくもあかちゃんほしい！」
と言ってきた。
末「え！！」
美「ち、ちょっと輝！何いってんの？！」
輝「ねぇパパ、だめ？」
これ言うと思ってたんだよな…。
輝は赤ちゃんが生まれる前から凄く楽しみにしてたみたいで、毎日のように【もううまれるかな】
【ぼくいっしょにあそんであげるの！】と話してくれていた。
末「欲しいっつっても、すぐ来てくれるわけじゃ
ねえんだぞ？！」
輝「じゃあ、どうやったらきてくれるの？」
純粋無垢な顔を向けてくる輝に、内心焦る俺。
隣のみぃも困ったような顔。
予想はしとったけど、なんて言ったらいいんだよ。
どうやったらきてくれるか教えるか？
って、まだこんな小せえ輝にそんな事言えねえし、言ったところで理解もできねえしまだ早えだろ…。
するとなんて話そうか迷ってる俺を見かねたのか日高が口を開く。
日「輝、赤ちゃんってのは、パパとママがセッ…」
末「おぉいちょっと待て日高！
お前何言うつもりだよ！」
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まりぃ(プロフ) - K- Kさん» いつもありがとうございます！そのお言葉が何よりも嬉しいです(TдT)次の章では幸せなお話を書いていけたらと思ってますので、これからもよろしくお願い致します(*^_^*) (2019年3月12日 12時) (
レス) id: b565779794 (このIDを非表示/違反報告)
K- K - 本当にこの作品大好きです！これからも二人がずっと幸せでいてほしいですね。これからも応援してます！楽しみにしてます！ (2019年3月9日 10時) (レス) id: 7746b24c2c (このIDを非表示/違反報告)
めぐ - 全然楽しんでストーリー読んでいるのでまりぃさん気にしないでくださいよ！新しい章のストーリーがどんな始まりだか今からどんなのかまだ私には想像つきません！ (2019年3月9日 3時) (レス) id: 45f78a918e (このIDを非表示/違反報告)
まりぃ(プロフ) - K- Kさん» 身を持ってヒロインさんを守る姿っていいですよね(*^_^*)少しでも楽しんで頂けてたら幸いです(*^_^*) (2019年3月8日 22時) (レス) id: b565779794 (このIDを非表示/違反報告)
まりぃ(プロフ) - めぐさん» 醜い嫉妬に突き動かされる姿が書きたくてこういうお話になりました。ここまでずっと優しくて人思いだったヒロインさんが見せた初めての姿いかがだったでしょうか…。楽しんで頂けてたら幸いです。 (2019年3月8日 22時) (レス) id: b565779794 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まりぃ
| 作成日時：2019年1月15日 16時
