起きろ！ ページ14
真司郎side
真「んー…おはよ。」
朝スマホのアラームが鳴り響いて、むくりと起き上がる。
いつもはAが起きたあと、少しだけ惰眠をむさぼってから起きるんやけど、西島が来てからは一緒に起きるようになった。
というのも、朝西島を起こすのは俺の役目だからだ。
トントンと階段を降りるとAはキッチン、俺は西島が寝とる和室へ向かう。
スパンと音がしそうな勢いで和室の襖を開けると、ズカズカと中に入っていく。
布団を鼻の頭まで被っとる西島は、俺が入ってきた事に気づかんと寝たままで、その姿に背筋が一瞬ゾクリとする。
それはいつも西島が半目に白目を剝いて寝とるから。
…何回見てもこっわ。
大学時代や一緒に泊まりの出張になった時に何度かこの寝顔見とるけど、慣れへんわぁ。
てか俺も白目剝いて寝てたらどないしよ、なんてしょーもないことを思いながら声をかける。
真「西島起きろ。」
声をかけてもぴくりともせず白目を剥いたままの西島。
真「西島朝やぞ、起きろって、」
何度か声をかけるともぞもぞと動き出す布団。
西「うーん…あと5分…。」
真「おい起きろや。」
なおも声をかけるけど全く起きひんやんこいつ。
宇野ちゃんこんな寝起き悪い西島毎日起こしてるんよな？偉いわー。
起きずにもぞもぞと布団の中に潜っていく西島に業を煮やした俺は、強行手段を取ることにした。
鼻の頭まで被ってる布団の端をむんずと掴むと、バサッと掛け布団を引っぺがす。
真「西島、起きろ！」
西「うーん…さみぃ。」
温もっていた布団を引っペがされてぎゅっと体を丸める西島に、さらに追い打ちをかける。
今度は敷布団を掴むと持ち上げて、
ごろんと西島を畳の上に転がす。
西「いってえ！なにすんだよ！」
そこでようやくむくりと起き上がり、不機嫌そうな顔をする。
真「起きひんお前が悪い。
蹴られへんだけましと思え。」
西「もっと優しく起こせよな！」
真「お前にはこれくらいで十分や。」
ここまでせな起きひんってどうなん。
すると
あ「2人とも、もうすぐご飯できるよ。」
声がかかった。
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まりぃ(プロフ) - K- Kさん» いつもありがとうございます！そのお言葉が何よりも嬉しいです(TдT)次の章では幸せなお話を書いていけたらと思ってますので、これからもよろしくお願い致します(*^_^*) (2019年3月12日 12時) (
レス) id: b565779794 (このIDを非表示/違反報告)
K- K - 本当にこの作品大好きです！これからも二人がずっと幸せでいてほしいですね。これからも応援してます！楽しみにしてます！ (2019年3月9日 10時) (レス) id: 7746b24c2c (このIDを非表示/違反報告)
めぐ - 全然楽しんでストーリー読んでいるのでまりぃさん気にしないでくださいよ！新しい章のストーリーがどんな始まりだか今からどんなのかまだ私には想像つきません！ (2019年3月9日 3時) (レス) id: 45f78a918e (このIDを非表示/違反報告)
まりぃ(プロフ) - K- Kさん» 身を持ってヒロインさんを守る姿っていいですよね(*^_^*)少しでも楽しんで頂けてたら幸いです(*^_^*) (2019年3月8日 22時) (レス) id: b565779794 (このIDを非表示/違反報告)
まりぃ(プロフ) - めぐさん» 醜い嫉妬に突き動かされる姿が書きたくてこういうお話になりました。ここまでずっと優しくて人思いだったヒロインさんが見せた初めての姿いかがだったでしょうか…。楽しんで頂けてたら幸いです。 (2019年3月8日 22時) (レス) id: b565779794 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まりぃ
| 作成日時：2019年1月15日 16時
