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真司郎side
何を言い出すかと思えばそんなこと。
真「そんなん俺やって同じやし。」
腰を抱いて引き寄せると、Aのうなじに顔を寄せて香りを吸い込む。
この作られたものじゃない、優しくて甘いAの香りが俺だって好きや。
真「Aの香り俺も大好きやで。」
あ「そうなの？なら私、変じゃない？」
真「おん全然変なことじゃないし普通やん。
俺もAも匂いフェチってことやな。」
そう言うと、ほっとしたような安堵の表情を浮かべた。
好きな人の香りが好きなのは当たり前のことやから、どこも変じゃない。
あ「ね、私の香りって、どんな匂いがするの？」
真「優しくて甘い香りがする。」
あ「前もそう言ってくれたけど、何度言われても
やっぱり自分じゃわかんないや。」
まだ恋人同士になる前に、俺は同じ事をAに言った事がある。
俺の車にAを乗せた時、ふわっと薫ったその香りに香水を付けとるんかと思ったほど。
でもそれは作られた香りじゃなくてA自身から香り立つものやってわかって…それはつまり、
真「きっとフェロモンやな。」
あ「フェロモン？え…そんなのますますわかんない
し、私にあるとは思えない…。」
真「フェロモンってな、意識して出してるもん
じゃないねんで。
自然と出とるもんらしい。
ほんでな、その香りが好きかどうか嗅ぎ分け
られるのって遺伝子レベルやねんて。」
あ「遺伝子、レベル？」
前にネットで少し読んだことがあるけど、その香りが自分に合うかどうかわかるのって、遺伝子に関係しとるとか。
俺もあんまり詳しくはわからんけど、遺伝子レベルで互いに惹かれ合う香りがあるらしい。
お互いが持つ香りが好きな俺とAは、もっとずっと深いところで互いに惹かれ合った、ということになる。
あ「なんかよくわかんないけど、それって奇跡
みたいだね。」
真「おん、そやな。」
そう言いながら、互いに顔を寄せてはその香りを感じあっている俺とA。
その様子に、
真「はは、俺達なんか犬みたいやな。」
と思わず言ってしまった。
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まりぃ(プロフ) - ふみさん» ふみさん、いつも温かいお言葉ありがとうございます。本編とはまた違うお話をかけて私自身楽しかったので、また機会があれば書きたいなと思います(*^_^*)これからも心がほっと暖かくなるようなお話を書けるように頑張りますね！ (2019年8月20日 20時) (
レス) id: b565779794 (このIDを非表示/違反報告)
ふみ(プロフ) - 番外編もいつもほっこりさせてもらってます。まりぃさんのペースでこれからも続けていってくださいね！ (2019年8月19日 20時) (レス) id: 017350f460 (このIDを非表示/違反報告)
まりぃ(プロフ) - ゆりなさん» 温かいお言葉嬉しいです(;_;)これから先さらにお待たせする事があるかもしれませんが自分のできる範囲で頑張りますのでこれからもよろしくお願い致します(;_;)わー私に会ってみたいだなんて…そう言って頂けて嬉しいです！ (2019年4月2日 20時) (レス) id: b565779794 (このIDを非表示/違反報告)
まりぃ(プロフ) - ふみさん» マイペースいつ聞いてもいい言葉ですね(;_;)ありがとうございます、これからもよろしくお願い致します(;_;) (2019年4月2日 20時) (レス) id: b565779794 (このIDを非表示/違反報告)
まりぃ(プロフ) - かおりさん» ありがとうございます！温かいお言葉嬉しいです。お待たせする事が多くなるかもしれませんがこれからもよろしくお願い致します(;_;) (2019年4月2日 20時) (レス) id: b565779794 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まりぃ
| 作成日時：2018年12月23日 15時
