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あなたside
目の前には、綺麗に装飾されてキラキラと輝いている大きなクリスマスツリー。
家を早めに出て都内を見て回っていた私は、早く真司郎に会いたくなって、待ち合わせの時間よりも随分と早くに、待ち合わせ場所に来てしまった。
ツリーの周りには、同じように待ち合わせをしているのか、スーツ姿の男の人や、オシャレをした女の人がたくさんいる。
私もそのうちの一人。
待ち人が来たのか、嬉しそうな顔をして、クリスマスツリーの前から消えていく人を、少しだけ羨ましく思いつつ。
綺麗に装飾されたツリーを見上げながら想うのは、真司郎のこと。
実はこの場所は、私と真司郎の思い出のところ。
真司郎と2人で映画を行く事になって、初めて待ち合わせた場所だ。
懐かしいな、もうあれから5年も経ったなんて。
あの時は真司郎が先に待っていてくれたんだよね。
まだいないだろうと待ち合わせの10分前に来たのに、すでに真司郎はいて、その姿を見つけた時に、私の胸が高鳴ったのを覚えてる。
あの時の真司郎、かっこよかったな。
もちろん、今でもかっこいいけれど。
1人思い出の場所で、その時の事に想いを馳せる。
早く、真司郎に会いたいな…。
こうして待ち合わせをするのが久し振りなのもあるのか、なんだか新鮮な気持ちになって、早く来ないかな、と1人そわそわする私。
冷えた手を握って、もうくるかな？まだかな？とあたりを見回して待っていると。
信号の向こうに、愛しい人を見つけた。
どこかで着替えたらしい真司郎は、ハットに白のニットとブラウンのロングコート姿。
毎日一緒にいるのに。
今朝も一緒だったのに。
たった数時間離れただけなのに。
私の胸がトクン、と音をたてる。
あ「かっこいい＿＿＿。」
あの時と同じように、無意識に呟いていた。
また私は、真司郎に恋に落ちたみたい。
まだ私の姿を見つけていないのか、きょろきょろしている真司郎に見惚れていると。
しばらくして、信号の向こうから私を見つけた真司郎は、信号が青になった瞬間、笑顔で走ってくる。
真「A！」
走ってきた勢いのまま抱きしめてきた真司郎を、私もぎゅっと抱きしめる。
真「会いたかった、A。」
あ「私も、会いたかったよ真司郎。」
真「ごめんな、遅くなって。」
そういう真司郎の息は少しだけ乱れていて、きっとここまで走ってきただろうことが伺えた。
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まりぃ(プロフ) - ふみさん» ふみさん、いつも温かいお言葉ありがとうございます。本編とはまた違うお話をかけて私自身楽しかったので、また機会があれば書きたいなと思います(*^_^*)これからも心がほっと暖かくなるようなお話を書けるように頑張りますね！ (2019年8月20日 20時) (
レス) id: b565779794 (このIDを非表示/違反報告)
ふみ(プロフ) - 番外編もいつもほっこりさせてもらってます。まりぃさんのペースでこれからも続けていってくださいね！ (2019年8月19日 20時) (レス) id: 017350f460 (このIDを非表示/違反報告)
まりぃ(プロフ) - ゆりなさん» 温かいお言葉嬉しいです(;_;)これから先さらにお待たせする事があるかもしれませんが自分のできる範囲で頑張りますのでこれからもよろしくお願い致します(;_;)わー私に会ってみたいだなんて…そう言って頂けて嬉しいです！ (2019年4月2日 20時) (レス) id: b565779794 (このIDを非表示/違反報告)
まりぃ(プロフ) - ふみさん» マイペースいつ聞いてもいい言葉ですね(;_;)ありがとうございます、これからもよろしくお願い致します(;_;) (2019年4月2日 20時) (レス) id: b565779794 (このIDを非表示/違反報告)
まりぃ(プロフ) - かおりさん» ありがとうございます！温かいお言葉嬉しいです。お待たせする事が多くなるかもしれませんがこれからもよろしくお願い致します(;_;) (2019年4月2日 20時) (レス) id: b565779794 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まりぃ
| 作成日時：2018年12月23日 15時
