・・・・ ページ24
あなたside
真「そもそもこの1年だけやなくて、今までもやけ
ど怒るようなとこがないから、喧嘩にならん。」
あ「私もそうだよ？真司郎の全部が好きだから
嫌なとこなんてないし、きっとこれから先も
ないよ。」
いつも優しくて、頼りになって、誰よりも私の事を想ってくれる真司郎が大好き。
たとえこの先、何かが起こったとしても。
あ「真司郎、大好きだよ。」
真「俺も、大好きやで。」
額に優しい口づけが降ってくる。
あ「真司郎…」
真「A…」
お互いに名を呼ぶと、引き寄せられるように唇が重なりあう。
真「Aの手、冷たい。
またあっためてもい？」
あ「うん…。」
手を絡めて繋ぎ、再び唇が重なって、それは次第に深くなる。
息つく暇もないくらいに、それは激しさを増し、
パジャマのボタンに手をかけて外そうとしたその時。
ガチャン、とドアの方で大きな音がして、抱き合ったまま音のしたドアを弾かれたように見つめて固まる私と真司郎。
真「な、なに…。」
あ「わかんない…。」
ひそひそ声で音のしたドアの方を固唾を呑んで見つめていると、可愛らしい鳴き声がして、ほんの少しドアが開くとリルちゃんがするりと部屋に入ってきた。
あ「リルちゃん？！」
真「もー、お化けかと思ってめっちゃびっくりし
たやん！」
驚いた私と真司郎を横目にすり寄ってきたリルちゃんは、私と真司郎の間に頭を突っ込んでそのまま布団の中に入ると、体を丸めて横になった。
あ「…。」
真「…。」
それを見た私と真司郎は、顔を見合わせて苦笑いのような、残念、というような顔をするしかなく。
あ「…寝よっか。」
真「…そやな。」
軽く口づけを交わすと、リルちゃんを間に挟んで静かに瞳を閉じた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 169人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
まりぃ(プロフ) - ふみさん» ふみさん、いつも温かいお言葉ありがとうございます。本編とはまた違うお話をかけて私自身楽しかったので、また機会があれば書きたいなと思います(*^_^*)これからも心がほっと暖かくなるようなお話を書けるように頑張りますね！ (2019年8月20日 20時) (
レス) id: b565779794 (このIDを非表示/違反報告)
ふみ(プロフ) - 番外編もいつもほっこりさせてもらってます。まりぃさんのペースでこれからも続けていってくださいね！ (2019年8月19日 20時) (レス) id: 017350f460 (このIDを非表示/違反報告)
まりぃ(プロフ) - ゆりなさん» 温かいお言葉嬉しいです(;_;)これから先さらにお待たせする事があるかもしれませんが自分のできる範囲で頑張りますのでこれからもよろしくお願い致します(;_;)わー私に会ってみたいだなんて…そう言って頂けて嬉しいです！ (2019年4月2日 20時) (レス) id: b565779794 (このIDを非表示/違反報告)
まりぃ(プロフ) - ふみさん» マイペースいつ聞いてもいい言葉ですね(;_;)ありがとうございます、これからもよろしくお願い致します(;_;) (2019年4月2日 20時) (レス) id: b565779794 (このIDを非表示/違反報告)
まりぃ(プロフ) - かおりさん» ありがとうございます！温かいお言葉嬉しいです。お待たせする事が多くなるかもしれませんがこれからもよろしくお願い致します(;_;) (2019年4月2日 20時) (レス) id: b565779794 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：まりぃ
| 作成日時：2018年12月23日 15時
