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Episode 10 Negiryo side ページ11

テ「なぁ……あの子…おそくね?」

じ「うん……」

心配で心配で。

じ「そういやあいつらもいねぇな」

テ「あいつらさっき部室いったの見たよ」

もしかしたら……いるかも。

そう思って走り出す。

くそっ。もっと俺が早く気づいていれば。

貴「ねぎ君…!!」

間違いない、Aの声だ。

すぐにドアを開ける。

ね「おい!お前らっ!何やってんだよっ!!」

怒りに任せて殴る。

とりあえず奴らを全員外に追い出す。

そこには震えて制服のYシャツを破かれた彼女が立っていた。

寒さだろうか、唇がかすかに震えている。

無言でパーカーをかける。

泣いてる……。

こういう時どうしたらいいんだっけ。

必死でこの前ネットで探った情報を頭から引き出す。

でも……俺にできるのは彼女を抱きしめること。何も言えないよ……。

あくまでふわりとそれでいて少しだけきつく。

そして背中をゆっくりと擦る。

貴「怖かった……」

知ってる。でも……君のことを守れなかった。

ね「ごめん、遅くなった」

貴「最後までされてないから、脱がされただけだから」

良かった。

ね「心配した。帰ろう?」

貴「もう……少しだけこうしてて?」

君はなんて可愛いんだろう。
俺が確かに恋に落ちた瞬間だった。

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作品ジャンル:恋愛
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mari(プロフ) - もち勢女子さん» 了解です! (2018年12月27日 20時) (レス) id: f623ad292b (このIDを非表示/違反報告)
もち勢女子 - もちの物語出して欲しいです! (2018年12月22日 22時) (レス) id: 1560673332 (このIDを非表示/違反報告)
あんず(プロフ) - ありがとうございますぅぅぅぅう(泣) (2018年11月18日 13時) (レス) id: 82f8a7ed5e (このIDを非表示/違反報告)
mari(プロフ) - あんずさん» もちです! (2018年11月16日 19時) (レス) id: f623ad292b (このIDを非表示/違反報告)
あんず(プロフ) - フレントと事故チューしてしまったっていうのって有すか? (2018年11月16日 19時) (レス) id: 82f8a7ed5e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:mari | 作成日時:2018年9月24日 12時

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