- おまけ 3 - ページ35
*
「もし俺に他に好きな
「………、」
「一緒に暮らす事だって宏光から提案してくれて俺嬉しかったのに。 …始めから、終わりを見据えてだったのならショックだな、」
「…たいすけ、あの…、おれ、ちがくて……っ」
「…意地悪言いたい訳じゃないんだ。ごめんね？ でも、ちゃんと宏光の本心を知りたい。 …聞かせてくれる？」
「…………」
「大丈夫。 …話して？」
「……。………おれ、は………っ、」
「うん」
「…おれ……、おとこ、だし………。…子供、うめないし……。太輔にも、…ご両親にも……あかちゃん、抱かせてあげること…できないから……」
「…うん、」
「……それに…、やっぱ、おまえには……普通の男性としての道、生きてほしくて、……だから……」
「…宏光と共に時を重ねていくことが俺の"普通な生き方"なんだけどな」
「……っっ、」
「子供のことは今までも、さっきも伝えたけど…、居たら可愛いだろうなとは思う。 …でも俺が一番幸せだと感じるのが宏光と一緒に居る事だから。 それを手放してまで欲しいとは思わないよ」
「…でも、……」
「"でも"も、"もしも"も、無い。 …それに今のは"俺のことを考えてくれて”だよね。 …じゃぁ、宏光はどうしたいの？宏光自身の"気持ち"教えてよ」
「………」
「ひろ」
「……、……おれも……、……ずっと、たいすけと一緒にいたい…、一緒にいきて、いきたい……っ、」
「…うん」
「……他のだれかと幸せになるのも、いやだ…、。 …隣にいるのは俺じゃないと…やだ……っ。……ずっと、おれだけを愛して…、たいすけ………っっ、！」
「…宏光、聞かせてくれてありがとう」
「…ぅー、……」
「もう、泣かないで。 俺はこれからもずっと、一生隣に居るしこの手も絶対離さないから。心から愛してるのも宏光ただ一人だけだよ」
「……もし浮気なんてしようもんなら、刺し違えてやるからな……、っ」
「こわ、重いなぁ(笑)。 …ふふ、でもその心配だって要らないよ」
「…あと、共演の女優さんにもあんま、優しくしないで……っ、。 …みんな、太輔のこと好きになっちゃう…」
「ぇえ？(笑)」
「…衣装さんやメイクさんともやたら、距離近すぎ…」
「それは宏光も同じでしょ？(笑)」
「…それでもやだ。 あんま仲良くしないで…」
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作者名：kurumi
| 作成日時：2024年10月21日 16時
