【明治東亰恋伽】孤独姫は泡沫に…【菱田春草】 (ページ36)

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35話ー嘘ーページ36

今何て……。
てか、これは嘘のような……。
だって、もしも芽衣ちゃんに認識があったとしても、私には全くない。
それで、普通やるか……?

『嘘ですよね？そんなんで、私を誘き寄せようとしても、無駄ですよ。』

春草「流石にこれは、無理があったか……。じゃあ、勝手にすれば。」

『いいですよ、別に。最近ですね、日比谷公園にお友だちが出来たんで!(嘘)』

春草「それ、男?」

『えぇ。(あらがち嘘ではない)』

別に、一人だろうが何だろうが私は、大丈夫です。
三毛丸だっていますし。

『じゃ。』

春草「待って!駄目、その男の所へ行くな!行ったら……。」

『な、何ですか!』

何で止めるの。
二人友微かに、頬が桜色となっていることを、自分自信は気づかなかった。

春草「もし行ったら、接吻する……!!!」

『はぁっ?!』

馬鹿なのか、こいつは馬鹿なのかっ?!
それとも、Sなのか……。
これは、逃げるが勝ちじゃぁあああ!!!

必死に逃げた結果、犬が急に出てきて、驚きすぎて失神してしまい、終わった。

『ここ、何処だ……、私は誰だ……。』

春草「何ふざけてるのさ。俺が運んできたんだから、ちょっとは感謝してくれるのが普通だと思うんだけど。」

『いゃ、もう今日で貴方が嫌いになりましたよ。(嘘)』

春草「君、逃げたから罰として……。」

『もう、どうにだってすればいいじゃないですか。』

そのまま、布団に潜りこんでしまった。

春草「はぁ……。俺は、皆と呑んでくる。」

何なんだ、気まずい。前みたいになってしまった。
誰か、私を助けてくれる人いないかなー……。