【明治東亰恋伽】孤独少女は、沫泡に…【菱田春草】 (ページ7)

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47話ー一ヶ月ーページ7

それから、数日がたった。

明治に来てから、私にはいろんな経験が出来た。
何だか、変な感じ。

もう、明日、帰るんだ。

短かった一ヶ月。
長かった一ヶ月。

あれから、芽衣ちゃん、菱田さんとは、話していない。
むしろ、話せない。

このまま、終わっていいの私……?

『駄目、駄目だよね……。ちゃんと……。』

神様、もしいるのならば、どうか私に＿＿。

勇気を下さい。

最後の日。

『……。』

目の前には、芽衣ちゃんが。
鴎外さんと、菱田さん色々あり、先に行ったようだ。

芽衣「……、Aちゃん今日……確か……。」

『うん……。』

芽衣「だから普通の服何だね。」

『見てるだけだから、大丈夫かなって……。』

前はこの服を持って来た。
懐かしい。

一ヶ月前が、まるで昨日のよう……。

今日も、紅い満月。

『芽衣ちゃん。私……、結局……色が戻らなかったよ…。』

芽衣「ごめん、私……何にも役にたてなかった……。」

『いいの。私に勇気が無かっただけ…。』

すると、馬車が止まった。

きっと、鹿鳴館に着いたんだ。

中に入ると、お洒落な雰囲気が広がっていた。

芽衣「私、色々行くけど、一人で大丈夫？」

『うん。』

私達はそれから別れて行動することに。

実は私。

もう皆に会わないように、これでお別れ。

私は、出口へと向かった。