【明治東亰恋伽】孤独少女は、沫泡に…【菱田春草】 (ページ4)

今日:1 hit、昨日:1 hit、合計:15,522 hit

44話ー嫌いーページ4

流石にこれは、反省しないといけないと思い、ﾀﾋぬのをやめた。

そして、一言謝ろうと、菱田さんの部屋に入った。
そこには、芽衣ちゃんがいた。

『……。』

私は、彼の近くにくると言った。

『ごめんなさい。私のせいで。もう、ﾀﾋなないよ。
だから……。』

芽衣「近寄らないで!!!Aちゃん、春草さんに近寄らないでよっ!!!」

『……!!!』

いつもの芽衣ちゃんじゃない。
何処か焦っている。

そうか、芽衣ちゃんまでも私を……。

私は、部屋をでた。

芽衣「……。ふぅ。危なかった。」

春草「もうちょっと、優しい追い返し方あったんじゃない。」

芽衣「そ、そうですよね。何か悪いことしたな……。」

春草「てか、君がいなければ、別に怪しまれない気がしたんだけど……。」

芽衣「あはは。けれど、ﾀﾋぬことやめましたよ!作戦成功です!!!」

春草「そうだね。」

あぁ。私……。

何やってんだろ。

こんなことになるなら、助けて欲しくなかった……。

私は、皆から嫌われる存在なんだ。

「ねぇねぇ、聞いた？Aちゃんって、金持ちなんだって。」

「マジ?!仲良くすれば、きっと…!!!」

「姫宮さん?私と友達にならない?」

『……。嫌です。』

「え。」

「うわっ、泣かすとかないわ……。」

「うっ……、姫宮さんと友達になりたかったのに……。」

『勝手に泣いてれば。貴方達の企みなんてお見通しなんだから。』

「……。何だよ。そういうの、うざいんだけど。私の演技が無駄じゃん。」

『……。だから、下民はそうなんだよ。』

「金持ちだからって、調子に乗らないで!!!」

『乗ってないけど。そっちが乗ってるんでしょ。』

彼女達は、言い返せなくなって、いなくなったな。

そう、それから噂が広まり。
私は他の中学へ転校をした。

けれども、馴染めず。
不登校となったのだ。

あぁ。
私と言う存在が嫌い。

気がつくと、私は白い世界にいた。