【明治東亰恋伽】孤独少女は、沫泡に…【菱田春草】 (ページ14)

今日:4 hit、昨日:2 hit、合計:15,514 hit

番外編2～君が笑うから編～ページ14

春草「酒、飲める?」

『うん、大丈夫だよ。酒癖悪いかもだけど……(笑)』

長い間話していた。
その分、酒も飲んだせいで、自分の秘密を言ってしまった。

『実はさ……、私、前世の記憶があるんだよ……。転生したみたいでさ……。』

春草「!!」

『私、恋人いたんだよ……。喧嘩したり、色々あったけど……一番彼が好きだった………。けど、お互い亡くなって……、私は転生しちゃって、彼今どうしてるのかな……って思ったりしてさ……。めっちゃ寂しいんだよ……。しゅん……そぅ……さん………。』

私は少しだけ、眠りについてしまった。

「起きて、起きて……!」

『ん……。』

私は、彼に起こされた。

『あー、すみません。長居する訳じゃなかったんですけどね……。(ﾄﾞﾝｯふぇ?』

私、押し倒されたよ。
床ドンされたよ。
何で?!

春草「やっぱり君は、あのAだったんだね……。」

『えっ……?』

春草「俺も、前世の記憶あるだよね。昔の名は、菱田春草。」

『って事は……。』

私の目から涙が溢れる。
つまり、目の前の君は、春草さんなんだ。

春草「君が笑ってくれたから、気付けられた。」

『昔から、本当に私の笑ってる所好きですね。』

そんな事を笑いながら話していた。

『あのー、そろそろこの状態から解放してくれません……？』

まだ押し倒されたまま。
流石に、恥ずかしくなる。

春草「何、恥ずかしいの?」

『は、恥ずかしいに決まってるじゃん……///』

春草「……。俺に心配させたお仕置き。」

『えぇ！？ちょっ……!!んっ……///』

転生してから初めてのキスは、懐かしい味がしました。

春草「あ、やっぱり理性が保てないから、今日は朝まで眠らせないから。」

『えぇ……?!ちょっ……!!』

その後、腰が痛くなりまちた☆