こちらアイラ探偵事務所です。file2 (ページ48)

今日:1 hit、昨日:0 hit、合計:12,773 hit

第95話【プラウ】ページ48

「丸投げされたのだよ…」

作戦を考えたら殺し合いをしてくれる条件で(たぶんしてくれないけど)
依頼の作戦を考えることになったのだけれど。

「某君が出した条件をのまないと考えるのは嫌だよ！人にもモラルがあるんだよ！」

「尊、それは道徳って意味だよ…」

とアルナイルのツッコミが入ったところで
そういやこんな組織にモラルもクソもないんだよと今更の事に気が付く。
人間こんなものなのだよ…

「それにしても、よーく大好きな人と殺し合いしようと思うねー？猫風さんはちょっとわからないよー？」

…好きだからこそ、だよ？
ほら、よくあるのだよ。「怖い？愛故…だよ」とか。
某君は平和なこの世を憎んでいるんだよ。

もっと狂ったことがあっていいと思うのだよ。

この世界には、刺激がたりないんだよ。

「さーて、ボスはコーラでどうにか釣るとしてだよ。

ちゃちゃっと作戦を考えるんだよ。」

「えー、猫風さん忙しいんだけど…」

「さっきハナウタ歌ってたくせにだよ。」

「ちぇー。」

ふむ…やっぱセキュリティーはあるのだよ…
一応社長だし、今は分からないけど護衛がいたらキツイなぁ…

ここはスパイに任せるしかないよ…

まぁ社長が幼子好きだったら考えるけど…

…ん、メールなのだよ。

ベラトリックスさん？
あれ、宛先間違えてるのだよ…

『ツィーいたわよ！まったく、またやっちゃってるわ…』

ツィーさん、またやったのだよ…
ボスに怒られても某君はしーらないよ。

『あ、そうそう。途中アイラ探偵事務所の方に出くわしたのよ。最近話題みたいね。』

アイラ探偵所ぉ？