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第93話【レグルス＆瑛里】 ページ46

「・・・・・・」


猫風さんとプラウがBossから作戦練るのを丸投げされたみたいだ。

俺も……少しは、考えようかな。


まずスパイにセキュリティ解除して貰って、特攻が行くという流れが主流だろう。


「レグルスー、何かない？」
「……」


と思っていたらBoss本人に声をかけられた。


「……特には……」
「あーそう」


この一言だけでも『あ、喋った』と驚かれる。
失敬な話だ。


「そーそ、妹ちゃん？だっけ？あの子探偵社に所属してるんだってね。初耳ー」


ああ……そういやそうだっけ。


「あ、怒った？」


首を横にふると、「あ、そう」とまた漫画に戻るBoss。

……このみょうな人がいるからこそ、このみょうな集団が成り立っている。

にわかには信じがたい←




＊＊＊＊＊
瑛里side


音和を元気づけた後、自販機でCoffeeを買いベンチに座る。


「ふぅ、お花も買ったし戻りましょうか……」


ゴミ箱に缶を入れ、夏津の病室へと歩を進める。


そしてたどり着いたら



「…………京介？と……どちら様？」



すっごい重い空気があたしを待っていた。

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