幸せですかと尋ねられたら [冨岡義勇]

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桜さんが男？


格好も名前も女の子じゃない！！



冨｢あいつ女装が好きでな、本当の名前も桜田裕貴という

裕貴と呼ぶと怒るからみんな桜と呼んでいる

鬼殺隊員で、一年前から長期任務で地方に遠征に行っていた｣

『じゃあキスは…』

冨｢…あぁ、そういえば鬼殺隊の忘年会の罰ゲームでしたらしい

俺は覚えていないが次の日胡蝶がご丁寧に教えてくれた｣

『なんだ…じゃあ、あの、体の関係は…』

冨｢あるわけないだろう

そういうことをしたいと思うのはAだけだ｣


ん？


『したいんですか？』

冨｢ああ｣


え、すっごい真顔で言われた


冨｢Aは？したくないのか？｣

『え…』


義勇さんと？そういうこと？

そりゃもちろん…


『シタイ…デス…』


きっと今の自分の顔は真っ赤だろう

チラリと義勇さんを見ると雷に打たれたような顔をしている


『義勇さん？』

冨｢よし、ちょうど今日は初夜だ｣

『え、ちょ、』


義勇さんが私を横抱きにして走り出した



『一旦落ち着きましょう、義勇さぁぁあん！！』




月明かりの下、私の叫び声だけが響き渡っていた

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