お嬢様のピンチ�� ページ5
『いやぁぁぁぁぁぁ』
Aの叫び声が辺りに響き渡る
？｢わりぃな！！急いでて…
別にラッキーとか思ってねえよ？
お前も急いだ方がいいぜ！｣
そう言って男は走り去って行った
『なんて無礼な男なの…
髪も青かったし肌も黒かったし…』
早くも家に帰りたいAである
そのまま座り込んでいるとまた誰かの声がした
？｢どうしたんだい？そんな所に座って｣
パッと後ろを振り返ると赤い髪の割と小柄な男の人
さっきの青髪といいこの赤髪といいこの学校は不良しかいないのかしら？と思っていると
？｢そのままだと遅刻してしまうよ
ほら、立って｣
手を差し出され、立ち上がる
？｢これで拭いて｣
そう言って真っ白なハンカチを渡された
『(なかなか紳士的な男もいるのね)』
と思っているとまたその男が口を開いた
？｢もしかして転入生？｣
『そうですわ』
そう答えると男はニコッと笑ってAの手を引いて歩き出した
『(エスコートかしら…悪くないわね)』
学校内に入るとなんだか周りがうるさい
｢赤司くんが…｣
｢誰？隣の女…｣
そんな声が聞こえる
この男が赤司というのだろうか
なんだか聞き覚えがある名前だ
そんなことを考えていると職員室と書かれた部屋の前に着いた
？｢じゃあ俺はここで｣
そう言って男は去っていった
『(お礼も言えなかったわ、反省…)』
ガラガラと扉が開き先生らしき人がでてきた
先｢東雲さんだね？担任の鈴木だ。よろしく｣
『よろしくお願い致しますわ』
先｢じゃあ教室に案内するから｣
1年1組と書かれた教室の前で待たされた
中はガヤガヤしていてうるさい
なんだかアホっぽいクラスね
｢赤司が巨乳美女と手繋いでたらしいぞ｣
｢え、まじで？｣
1組の教室内はその話でもちきりだ
｢あ、赤司くん…さっき女の子と手繋いでたって…｣
勇気ある女子が思い切って赤司に尋ねた
赤｢ああ、彼女は…｣
赤司がそこまで言った時ガラガラと扉が開き先生が入ってきた
先｢席つけ〜
今日は転入生を紹介する｣
｢転入生だって｣
｢赤司と手繋いでた巨乳美女じゃね？｣
｢え、女？よっしゃ！！｣
先｢東雲、入ってこい｣
『(先生に呼ばれたわ
意外と緊張するわね…)』
教室に入ると一斉に生徒がこちらを見てくる
『(人にジロジロ見られるのなんてなれっこじゃないの。落ち着きなさい、A)』
深呼吸をして口を開いた
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 99人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
輝夜(プロフ) - circleさん» はいっ！めちゃくちゃ楽しみにしてます〜！！ (2019年10月2日 22時) (
レス) id: 7e2f4c64ce (このIDを非表示/違反報告)
circle(プロフ) - 輝夜さん» ありがとうございます！掛け持ちしてる作品があるのでゆっくり更新になってしまうかと思いますがお付き合いください^^ (2019年10月2日 22時) (レス) id: ac596bfda9 (このIDを非表示/違反報告)
輝夜(プロフ) - この作品めちゃくちゃ好きです！更新楽しみにしてます！！！ (2019年10月1日 1時) (レス) id: 7e2f4c64ce (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：circle | 作成日時：2019年9月1日 17時
