ペチュニア (ページ25)

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大事な言葉ページ25

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ラ｢んっ、、｣

寝てる時、心臓の違和感で目が覚めた。

時計を見ると、

Aくんが起こしに来てくれる時間。

そう思ってたら、Aくんがノックして部屋に来た。

『おはよー、ラウ』

ラ｢Aくん、おはよ｣

『お、珍しいじゃん、起きてるなんて』

心配かけたくなくて、咄嗟に嘘をつく。

ラ｢さっきね、早めに起きたから自分で聴診したの！大丈夫だったよ！｣

『え、そうなの？』

不思議そうに見てたAくんだけど、

ならよかったと頭を撫でてくれた。

Aくんが出ていって、学校のカバンに多めに薬を入れておく。

発作が起きませんように、そう祈るばっかだった。

下に降りて、リビングにいる人だけに挨拶して、ご飯を食べる。

涼｢なんかラウール、顔色悪いな｣

『やっぱそう思うよな？』

鋭い舘さんに見破られそうになったけど、

ラ｢あ、ちょっと寝不足で…｣

寝不足という嘘をついて、

この話は流れるように終わっていった。

涼｢ちゃんと寝ろよ？｣

ラ｢うん、ありがとう！｣

食べ終わって、最終身支度をして、

あべちゃんと学校へ向かった。

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あべちゃんは近くの中学校の先生。

俺は電車通学だから、駅の近くでバイバイして、

いつものように満員電車に乗り込む。

なんか気分悪くなってきたかも…

ふぅ、ふぅ、と息を整えながら心臓に手を当てる。

無事に最寄り駅に着いて、降りる。

そこから学校まで歩いてる時、

急に心臓が痛み出した。

ラ｢、っ、、ふぅ、っ｣

タラタラと冷や汗が止まらない。

近くのベンチに腰掛けて、

急いで薬を取り出してそれを飲んだ。

ちょっと経ったら痛みは治まってきたけど、

違和感がまだ残ってる感じがある。

こんな時に、Aくんから言われた言葉を思い出した。

前に痛みを我慢して、病院に搬送された時、

''ラウ？我慢したら絶対だめ、なんかあったらちゃんと連絡してよ、もう俺ら家族みたいなもんなんだから''

咄嗟に電話をとって、Aくんに電話をした。

また心臓がドキドキしだして、

胸に手を置いて落ち着かせる。

Aくん、早く出てっ、、