番外編《兄妹喧嘩》 ページ39
「うわぁぁぁあ絶交だッッ!!兄貴なんてもう知らない!!!」
「はァア"!?お前がこんなとこに放っておくのが悪ぃんだろーが!!!」
お昼の怒鳴り声は藤屋敷でよく響く。
久しぶりに四人と禰豆子での任務が来たので、大量の鬼を覚悟で町へやってきていた。鬼を斬ると翌晩にはまた鬼が現れる繰り返し。一気に出てこないせいで皆は仲良く藤屋敷でお泊まり。
だが現在、とある一部屋で睨み合う同じ顔。
男は眉を上げて怒り、女は涙をこらえて頬を膨らます。
「たかはるの着物はただでさえボロいんだぞ!!兄貴の刃こぼれした刀を上に置いたら引っかかるのは当たり前だ!!
刀を置いた兄貴が悪い!!!」
「じゃあ放ったらかしに置いとくんじゃねぇ!!!広げてたら置く場所がねぇだろ!!ッんとに馬鹿野郎だ!!」
「馬鹿って言った方が馬鹿なんだ!善逸が言ってた!」
「そーかよ!んな奴の方がよっぽど信用してんのか!!
三日月なんてもう知らねぇ!!紋逸にでも兄貴になって貰えば良いんじゃねぇのかァ!?」
「ッ…うぅぅ!!」
フンッ!!と言い終えた伊之助が乱暴に部屋を出る。後ろからは三日月のすすり泣く声。
ピタッと止まれば…
「………はァァァァア…」
大きなため息と共に崩れ落ちる。
一部始終を見ていた炭治郎、善逸、禰豆子は落ち着いたのか様子を見て伊之助の元へ駆け寄った。
「伊之助、さすがに言い過ぎじゃないか?何が原因かは分からないが、三日月の兄が善逸に務まるはずないだろう?」
「……俺は謝らねぇからな」
「(って言うか、お互い"本気じゃない"音だったし……え?炭治郎なんて言った?」
「ムー…」
「そうだな、禰豆子は三日月の側に行けあげてくれ。きっと今頃悲しんでいる。後で俺も向かうよ。」
「ム!」
禰豆子は三日月の部屋へタッタカ。そこには…
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イチゴじゃむ(プロフ) - まゆゆさん» そ、そんな…!(*´-`*)テレルヤン…こちらこそ最後まで閲覧してくださりありがとうございます!!こちらもコメントをいただき幸せです!!(´;ω;`) (2021年3月29日 2時) (レス) id: 842ab961ab (このIDを非表示/違反報告)
まゆゆ(プロフ) - 幸せな気分になれる作品ありがとうございます♪ (2021年3月28日 2時) (レス) id: b7969430ca (このIDを非表示/違反報告)
イチゴじゃむ(プロフ) - レレリさん» 分かります笑笑語彙力のない作品ですが、改めまして閲覧ありがとうございます!!(^ω^) (2020年3月25日 12時) (レス) id: 842ab961ab (このIDを非表示/違反報告)
レレリ(プロフ) - イチゴじゃむさん» まぁ、そうですね!言うて私18以下でもめちゃくちゃ見てました!笑← (2020年3月24日 22時) (レス) id: 16e8e317f9 (このIDを非表示/違反報告)
イチゴじゃむ(プロフ) - レレリさん» ムフフ(´・∀・`)まあ注意なので読んではいけないなんて書いてないのでねェ!!!!(((ありがとうございます!!!笑笑頑張らせていただきます!!! (2020年3月24日 20時) (レス) id: 842ab961ab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:イチゴじゃむ | 作成日時:2020年2月19日 1時