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三日月が漏らした吐息に顔を赤くするも、徐々に冷静を取り戻す。
「…取り乱してばかりだったな。ごめん…大丈夫だ。もう三日月だけに無理はさせないからゆっくり休んでてくれ!」
「あッ…やめ、た、炭治郎っ!」
三日月の優しさに打たれた炭治郎はギュッと抱き寄せた。
ただでさえ肌が敏感になり、服が擦れるのも我慢していた三日月だが、炭治郎との密着にもう耐えていたものも爆発される。
「はッ…あ、んんっ……は、はな、せ…!」
「無理は禁物だ。今は自分の事だけを考えてくれ。」
「ふぁ…!は、んんッ!!!」
炭治郎がソッと撫でた背中は仇となってしまった。
ビクビクと反応した体に炭治郎も驚く。息を切らし、さらに顔を赤くした三日月は泣きそうに瞳を潤ませていた。
「三日月ちゃん、今イッ…」
「大丈夫か三日月!!酷く発熱してるじゃないか!!」
「(あ〜〜ッもう!!!!」
三日月も今自分の身に何が起こったのか分からずポ〜っと上の空。炭治郎の大声に意識を取り戻すが、体の異常は収まるわけではない。
「………あ、あにき…体、可笑しい…」
「今更何言ってんだよ。何回も聞いたぞ。」
「ちがう…なんか、奥からグワッて……」
__________ピトッ
「?…ねずこ、わかるのか?こう、からだの奥から…」
__________ボゥッ
「ム〜」
禰豆子が三日月の肌に触れると発火。それに炭治郎は見覚えがあった。無限列車や遊郭で。
「…禰豆子は俺が鬼の毒を持った時、消してくれてたな…この薬も毒として扱われるなら……」
ポツポツと話す炭治郎。善逸はそれに薄々勘づく。そしてあの伊之助までも理解しつつあった。
「すげーあったけぇ!けどさっきよりは酷くねぇ!!」
「「(あ、ふーーん…」」
禰豆子、
薬の効果は時間と共に体内で浄化させていた禰豆子。外へ出ては鬼の頸を斬り、普通の日常に戻れたのだった。
しかし炭治郎は三日月の乱れた反応が忘れられず、寝不足が続いたていたらしい。
「(まるで悪いことをしたような気持ちだ。けど善逸が見てたのは少し嫌だったな…何でなんだ?」
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イチゴじゃむ(プロフ) - まゆゆさん» そ、そんな…!(*´-`*)テレルヤン…こちらこそ最後まで閲覧してくださりありがとうございます!!こちらもコメントをいただき幸せです!!(´;ω;`) (2021年3月29日 2時) (レス) id: 842ab961ab (このIDを非表示/違反報告)
まゆゆ(プロフ) - 幸せな気分になれる作品ありがとうございます♪ (2021年3月28日 2時) (レス) id: b7969430ca (このIDを非表示/違反報告)
イチゴじゃむ(プロフ) - レレリさん» 分かります笑笑語彙力のない作品ですが、改めまして閲覧ありがとうございます!!(^ω^) (2020年3月25日 12時) (レス) id: 842ab961ab (このIDを非表示/違反報告)
レレリ(プロフ) - イチゴじゃむさん» まぁ、そうですね!言うて私18以下でもめちゃくちゃ見てました!笑← (2020年3月24日 22時) (レス) id: 16e8e317f9 (このIDを非表示/違反報告)
イチゴじゃむ(プロフ) - レレリさん» ムフフ(´・∀・`)まあ注意なので読んではいけないなんて書いてないのでねェ!!!!(((ありがとうございます!!!笑笑頑張らせていただきます!!! (2020年3月24日 20時) (レス) id: 842ab961ab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:イチゴじゃむ | 作成日時:2020年2月19日 1時