浅沼家の日常2

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浅沼side

ケーキも一瞬で平らげて今はソファに座ってゆっくり四人で談笑している


大智「あっ、そういえば...父さんに俺たちからのプレゼントがあるんだ」


秀斗「はい、これ。俺と大智から」


そう言われて渡されたのはA4サイズ程のラッピングされた袋


浅「開けてもいいか？」


大智、秀斗「「もちろん！」」


包装紙を破かないように丁寧に開けると出てきたものは...


『あら！素敵ね』


浅「これは...台本カバーか！」


大智「ピンポーン。父さんの台本は最後らへんはいつもボロボロになってるから」


秀斗「これからも仕事頑張って欲しくてな！」


いつも家では仕事の話などはあまりしないが二人は俺の事を本当によく見ていると思う


しかも貰った台本カバーは俺が好きなメーカーの物なのだ


浅「二人ともありがとう！大事に使わせていただきます。」


『私からはこれを。』


続いてAから渡されたものはずっしりとした箱


浅「うわ、結構重い...。一体何が.......



！！」


『晋さんが絶対に喜ぶものよ』


その箱の中には新しいノートパソコンが


浅「しかもこれって最新型の...！！」


『これで仕事の効率も上がるだろうし、それに今使ってるやつも私があげたやつでしょ？』


そう言えばそうだった。


五年ほど前の誕生日にもAから仕事用のノートパソコンを貰ったんだった


『声優の仕事も脚本とか演出の仕事も、全部一生懸命やってるから少しでもサポート出来たらと思って...私はこのぐらいしか出来ないから』



ガバッ(抱きついた音)


浅「何言ってるんだよ。Aのサポートは俺にとってなくてはならないものなんだからな、もちろん大智と秀斗だって」


大智「お、俺達も？！」


秀斗「っていうか三人まとめて抱きしめられるって...イタタ」


『ふふっ、みんなでくっ付くと暖かいわ』



もう一度言う、俺は本当に幸せ者だ


特に今日は言葉に表せないぐらいに嬉しい


43回目の誕生日...か。


来年も再来年もこうやってみんなで過ごしていきたいな...


大智「父さん」


秀斗「誕生日」


『おめでとう！』





浅「っ、ありがとう！！」







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浅沼さん43歳おめでとうございます！

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