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私は反射的に後ろに下がった
でも海人が私の手を掴んでそれを許さなかった
そして
海人「中学ん時みたいにボタンとめて！」
なんて言ってくる海人に私はかなり動揺した
A「へ？！そ、それくらい自分でしなさい！高校生でしょ」
なんて言うと海人はあからさまに凹む
A怖くなったなぁ、なんて言いながらボタンを自分でとめ始めた
私はそんな海人を見ながら心臓がドキドキした
それから2人で海人の家を出て学校に向かう
登校中、さっきの海人を思い出しては顔が熱くなる
パッと海人を見ると鼻歌を歌っているのかご機嫌だ
それにしても
制服姿からは高校生と思えないほどの色気を感じる
海人はシャツのボタンの1番上は閉めないから鎖骨が丸見えだ
本当に綺麗な鎖骨
海人の鎖骨を見た後、自分の鎖骨を確認すると凹む
なんでそんなに綺麗なの
なんて思っていると海人がこちらを見てきた
海人「どうしたの？そんなに俺のこと見つめちゃって！」
俺そんな格好良い？なんて聞いてくるから
A「違うわよ、寝癖ついてるなぁって思っただけ」
そう言って誤魔化した
そう言われた海人は、まじ？どこ？！なんて言いながら髪を触ってる
ごめんね、嘘だよ
慌てる海人を見ながら申し訳ない気持ちと愛しい気持ちでいっぱいになった
そうしていると私たちは学校に着いた
教室に入って自分の席に向かう
私は隣の席を見て空席なことを確認する
永瀬くんまだ来てないのか
なんて思いながら席に座った
朝休みはいつも通り海人と玲と結菜と4人で話した
話した、というよりかは海人の話を3人で聞くという方が近い
海人は昨日2人がタピオカついてきてくれなかったこととか、
昨日の夜ご飯のオムライスが美味しかっただとか
色んな話をしてた
その中で急に、
海人「あ！あとね、今日Aが俺の制服のボタン止めてくれなかったぁ」
なんて言うから私は驚いて海人を止める
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作者名：T.che | 作成日時：2020年2月21日 1時
