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なにこの空気
あまりにも静かすぎて苦しい
よし！何か話を、
そう思って永瀬くんの方を見る
A「な、永瀬くんと話すのって初めてだよね？私、AAって言うの。これから夏休み明けまで隣の席だからよろしくね」
そう言って永瀬くんに笑いかけると永瀬くんはチラッと私を見てまたプリントに目を戻した
なんなの
せっかく空気を良くしようと話したのに
無視ですか！
私はちょっとムカッときたけど心を落ち着かせて話を続ける
A「永瀬くん帰っちゃったと思ってたけど帰ってなかったんだね。どこにいたの？」
そう聞いた瞬間永瀬くんの手が止まった
そしてこちらをゆっくり見てきた
廉「…お前もそういう狙い？」
なんてわけの分からないこと聞いてくるから、え？と返す
まぁいいけど。永瀬くんはそう言って立ち上がって私の机に近付いてくる
そして私の横に立ち私の机に手を置いて私の椅子にもう片方の手を置いてきた
永瀬くんは少ししゃがみ込んで私の顔を覗き込む
私はあまりの近さに思わず顔をそらした
そんな私に永瀬くんは
廉「…なに、俺から求めて欲しい感じ？」
なんて言ってさっきより顔を近づけてきた
そんな彼の行動に理解できず
近すぎる距離に私は永瀬くんを思いっきり後ろに押し飛ばした
彼は少しよろめいて自分の席の机に腰を打っていた
あ、やば！そう思った瞬間から永瀬くんは私を睨んでいた
廉「お前なんやねん、なにがしたいねん」
そう不機嫌そうに言う永瀬くんにわけがわからず私も睨み返す
A「それはこっちのセリフよ！近すぎるのよ！話をするのにあんな距離に来なくていいでしょーが！」
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作者名：T.che | 作成日時：2020年2月21日 1時
