1 ページ1
.
私、AAは毎朝とても忙しい
A「晴人！お弁当持った？！」
私はキッチンで朝ご飯で使ったお皿を洗いながら弟の晴人に聞く
持った、なんて私の顔を見ずボソッと言って玄関の方に向かっていく晴人
私はハッとして濡れている手を拭いて晴人の元に向かう
そしてリビングの机の上に忘れられた水筒を持って玄関に向かった
玄関で晴人は靴を履いて今にも出ようとしている
A「晴人！水筒！」
そう言って晴人のバッグに水筒を突っ込む
水筒が入れられたのを確認した晴人は、んじゃ行ってきまーす。なんて言って出て行った
本当マイペースなんだから
焦るってことを知らないのかな？
そんなことを思いながら、マイペースな中学3年生の弟に私は朝からため息をついた
そうしていると後ろから慌ててお父さんが走ってくる
そして私の横を通り過ぎて靴を履きながら私に話しかけてくる
父「今日は父さん帰り遅くなる…！
課長とゴルフだから！晴人と翼よろしくな」
そう言って
行ってきます！と乱れたスーツのまま扉を開けて出て行った
私はガチャっとしまった扉の前でまたため息をつく
お父さん毎朝ギリギリなんだから
私の家は5人家族
どうしていつもこんなにバタバタしているかと言うと
3ヶ月前からお母さんが海外へ仕事に行っていて家にいないからだ
海外仕事は珍しいことではないけど、長くて2週間とかだったから今回はとても長い
私のお母さんは海外で貧しい子どもたちにが通う学校で先生をやっている
そんな母を私はとても誇りに思う
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 110人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：T.che | 作成日時：2020年2月21日 1時
