78、健水視点 ページ28
宙の意識が戻ってからは
事件の捜査で慌ただしかった。
麗｢宙くんを切った人と宙くんは面識が無いのよね？｣
宙｢うん。あったかもしれないけど覚えてない｣
少しずつ回復していく宙には申し訳ないけど
その場におったんは宙と犯人のみ。
その犯人も亡くなってるから
その当時のことを話せるのは被害者の宙だけ。
麗｢ごめんね、まだ回復してないのに｣
宙｢ううん。しかたないことだよ｣
健水｢それで他にも知ってる人おるん？｣
麗｢まだ、なんとも…
バレないように捜査するのは頭を使うわね。
頭がパンクしそう。苦笑｣
麗と宙が兄妹であることは
宙が目を覚ました日に知った。
突然の告白でびっくりしたけど納得はできた。
2人って妙に仲良かったし…
麗｢ちょっと休憩！もう無理！｣
真咲｢お疲れさま。笑｣
大弥｢お茶いれてきましたよー｣
宙｢わーい！クッキー♪｣
爽太郎｢疲れたときは甘いもの！
みんなで食べましょう！｣
大弥と爽太郎が作ってくれたクッキーは
程よく甘くて美味しかった。
｢女王陛下！大変です！｣
お菓子食べながら、談笑してたところに
召使いが飛び込んできた。
麗｢どうしたの？｣
｢犯人が！首謀者が見つかったんです！｣
『えっ』
こんな早くに見つかるもん？
なかなか難航しとったで？
麗｢誰？誰が裏で動いていたの？｣
｢それが…｣
召使いは、とても言いにくそうにごもった。
｢前王様だと…自首していらして…｣
『！？！？！？！？！？！？』
麗｢お父様が…？｣
それまで明るかった部屋は突然、色を無くした。
犯人が見つかったのは良いことやと思う。
でも…それでも、これは…
麗｢すぐに裁判を開く。準備して｣
｢はい｣
健水｢麗…｣
ぎゅっと握る麗の手を握った。
麗｢側に、いてくれる…？｣
健水｢当たり前や。側におる｣
弟たちを残して、裁判へ麗と向かった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 14人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
空井 奏音(プロフ) - あるぱかさん» そう言っていただけて、本当に嬉しいです！ありがとうございます(^-^)また愛読していただけるように良い作品をアップできるように頑張ります！ (2020年3月23日 9時) (
レス) id: a2ac2c9dcc (このIDを非表示/違反報告)
あるぱか(プロフ) - 完結おめでとうございます！！ずっと愛読させていただいていたので、終わってしまうと思うと寂しいです…。本当に素敵な作品でした！！次作も楽しみにしています！！！ (2020年3月23日 0時) (レス) id: f96fc9fa91 (このIDを非表示/違反報告)
空井 奏音(プロフ) - ガープ女子さん» 大変失礼致しました。きちんと外させていただきました。ご指摘ありがとうございます。 (2020年3月20日 22時) (レス) id: a2ac2c9dcc (このIDを非表示/違反報告)
ガープ女子(プロフ) - オリジナルフラグをちゃんと外して下さい！！ (2020年3月19日 22時) (レス) id: feca30ed8b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
