76、女王視点 ページ26
宙くんが私にとって邪魔者…？
どうして？
もしかして、あの事に関係が…？
でも、それを知っているのは極一部の人のみ…
過激な宗教団体は排除するとして
その線引きも、きちんとしなくては…
でも、まずは私と宙くんの関係よ。
まだ、きちんと調べられていなかったのに
こんなことになるなんて…
ｺﾝｺﾝｯ…
麗｢どうぞ｣
真咲｢姉さん、ちょっと良い…？｣
麗｢どうしたの？｣
そーっと入ってきた真咲くん。
宙くんに何かあったのなら、
そんなゆっくり入ってこないわよね？
じゃあ、どうしたのかしら？
真咲｢宙くんから聞いたんだ…
宙くんと、姉さんのこと…｣
麗｢え？｣
もしかして…
真咲｢宙くんと、姉さんは異母兄妹なんだって…｣
麗｢ほん、とうに…？｣
真咲｢うん…でも黙っててくれって言われてて…
姉さんの幸せの邪魔になることはしたくないから
誰にも言わないでって泣いてたから黙ってたけど…
まさか、こんなことになるなんて…｣
麗｢やっぱり…｣
真咲｢やっぱり…？｣
麗｢私も、そのことについて調べていたの。
こうして出会う前から宙くんのことを知っていたような
そんな気がしていたから…これで確信が持てたわ｣
でも、あまりに、ややこしすぎる。
実はトルヴィアノの長は私ではなく
隠し子である宙くんだなんて。
隠すにしても、宙くんだけが切られた理由を
エオッドにどう説明するの？
たまたまだったとでも？
そんなことが通用するのかしら…
真咲｢姉さん、これは燃やすね｣
そう言って見せたのは、さっきの血文字の紙。
麗｢でも、それは証拠隠滅に｣
真咲｢不必要で余計な情報は国民に与えない。
宙くんはトルヴィアノの王になる気は無い。
そして姉さんは女王を辞める訳にはいかない。
この証拠は無い方が良い。
これは俺たち極一部の王族だけが知れば良い｣
麗｢でもエオッドが黙っていないでしょう？
どう説明するの？｣
真咲｢あれはエオッドとトルヴィアノの連合国を
阻止するために起きたこと。それで良い｣
麗｢そんな…｣
真咲｢姉さん。これは宙くんの願いでもある。
これは公にしてはいけない。黙っておくんだ｣
そして真咲くんは証拠を燃やした。
これで、良いのよね…？
真咲｢姉さんは同じことが繰り返されないように
徹底して欲しい。サポートするから｣
麗｢…わかったわ｣
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空井 奏音(プロフ) - あるぱかさん» そう言っていただけて、本当に嬉しいです！ありがとうございます(^-^)また愛読していただけるように良い作品をアップできるように頑張ります！ (2020年3月23日 9時) (
レス) id: a2ac2c9dcc (このIDを非表示/違反報告)
あるぱか(プロフ) - 完結おめでとうございます！！ずっと愛読させていただいていたので、終わってしまうと思うと寂しいです…。本当に素敵な作品でした！！次作も楽しみにしています！！！ (2020年3月23日 0時) (レス) id: f96fc9fa91 (このIDを非表示/違反報告)
空井 奏音(プロフ) - ガープ女子さん» 大変失礼致しました。きちんと外させていただきました。ご指摘ありがとうございます。 (2020年3月20日 22時) (レス) id: a2ac2c9dcc (このIDを非表示/違反報告)
ガープ女子(プロフ) - オリジナルフラグをちゃんと外して下さい！！ (2020年3月19日 22時) (レス) id: feca30ed8b (このIDを非表示/違反報告)
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