検索窓
今日:2 hit、昨日:2 hit、合計:6,471 hit

152話:天気 ページ2

9月に入り、私はあるカフェに来ていた。
天候は午前は晴れ。

仕事は1年間休暇なため、1人でやってきた。

そのカフェは、ヒッソリと立っている。
そして、あまり人々が訪れない住宅街の中にポツンとある”隠れ家的な”カフェであった。

__私はそういうカフェが好きだ。
ごちゃごちゃとしていなく、木と緑でいっぱいのカフェ。


『しあわせっ…』


紅茶を手に思わずそう口に出してしまった。

平日のこの時期。
お客さんは誰も居ず、私だけであったため、この店のマスターと店員以外、誰にも聞かれなかった。


『……』


…自己紹介しよう。
私は須田A、年齢は20のピチピチだ(?)

単刀直入に言う。


”誰か私の彼氏になってほしい”


私は(こう見えて)、結構焦っている。
4月...いや3月までに私は彼氏を作らなきゃならない。

とにかく、彼氏を募集していると言うわけです。


(こんな私がまともな恋愛できるとは思わないけれどね)


私は嘘つきだ。
そして詐欺師集団のまとめ役でもあるの。

”嘘つきの狼”

私の別名。
そんな嘘つきが…可愛い恋愛なんて…ね?


(想像できるでしょ?)


それに最近、色々ありすぎなんだか癒しが足りない。


『はぁ……』


思わずため息が出たが、レシートを持って立ち上がった。
考えても仕方ない。

お会計をし、外に出た。


『えっ…』


思わず、店の前で立ち往生(おうじょう)した。
目の前を見るとザァァァ…と空から落ちてきた雨がある。


(なんで、雨が…?)


午前中()晴天だったのに…。
今日はたまたま天気予報を見るのを忘れしまい…やってしまった。


『……どうしよう…』


弟子の雄一郎に迎えに来てもらうか?
はたまた、一緒に住んでいるフエトくんに頼んだ方がいいのだろうか?


うーん、うーん…と悩んでいるとふと近くで聞きなれた声が聞こえた。


「あれ須田ちゃん?」
『!』

153話:傘→←紹介



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (45 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
75人がお気に入り
設定タグ:文スト , 太宰治 , 分岐編
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

シグマざん(プロフ) - シアさん» コメントありがとうございます。了解しました (1月11日 0時) (レス) id: af73925dd3 (このIDを非表示/違反報告)
シア - 江戸川乱歩オチも作っていただけませんか? (1月9日 7時) (レス) id: 5afea0a2a0 (このIDを非表示/違反報告)
シグマざん(プロフ) - 冬華さん» ありがとうございます!!ひとつの事に集中するのは苦手で更新は遅くなってしまいますがとても嬉しいです! (9月18日 16時) (レス) id: af73925dd3 (このIDを非表示/違反報告)
冬華(プロフ) - 恋愛系の久しぶりに読むんですけど、話の展開に無理矢理感がなくて気持ちよく読めました!沢山の作品を同時に作ったり、アイデアを出せるシグマさん、尊敬します! (9月18日 14時) (レス) @page13 id: 62d80712bb (このIDを非表示/違反報告)
シグマ(プロフ) - raiさん» 少しずつですが頑張ります。ありがとうございます (8月15日 14時) (レス) id: af73925dd3 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:シグマ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp//  
作成日時:2022年9月27日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。