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26話:太宰の質問 ページ26

『太宰さん、私は中島さんを知っている。そして…その言葉も私が言った』


私はそう言った。
太宰さんは目を丸くして「えぇー!?」と驚いていた。
…驚きたいのはコチラだ。


太「嘘をつき続ける…敦君には難し過ぎると思うよ?」
『中島さんは彼女が居ること知ってる?』

太「亜里沙ちゃんだろ?」
『亜里沙は…嘘をついている』
太「ほぉ……どんな嘘?」


太宰さんの目が鋭くなった。
多分、太宰さんは気付いていない。
じゃぁ何故気づかないのか。

…初めから嘘をついて線を引いている。
それに気づかない限り、解けないだろう。


『それを確かめるために、中島さんは太宰さんに聞いた。』


私はそう言った。
まぁ、それでいいのだ。
別に興味はないため、好きにしたらいいと思う。


太「私にもヒントー」
『……前職。そこから調べたらいい』

太「前職…嗚呼、ブラック企業だったね。」

『そこから探偵社に入るまで…そこだけで成立する』


私はそう言った。
すると店長が熱々の唐揚げを持ってきてくれた。
私はすぐ受け取り、キラキラした目で受け取った。


(あつっ……いが、美味しい!)


太「……ふふっ…」
『ほぉにぃはぁふぅ、はんはってくははいね!』
太「はーい」


私は太宰さんのお酒を交わしながら、喋った。
おつまみみたいな物だが、私はこう言うのが好きだ。

堅苦しいものは、あまり好まない。


太「嘘つきの狼とはなんだい?」
『私の事』
太「……ならなんで皆は分からなかったの?」

『眼鏡を外すのを忘れていた。……だから分からなかったの。』


太「あと、詐欺師って?」

『現役も居るし、退職した人もいる詐欺師の集まり。
協力はしない。教える教わるの関係。』


私はそう言った。
そう言う歪な私達。

……人道を外れてしまった人なのだ。


(一応…本当にこんな私を認めてくれた亜里沙は居たのになぁ…)


『はぁ……』
太「…」


(亜里沙は変わっちゃったんだなぁ……ダメな方だけど。)

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作品ジャンル:恋愛
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シグマざん(プロフ) - 朱鷺さん» こちらこそ、ありがとうございます (12月17日 16時) (レス) id: af73925dd3 (このIDを非表示/違反報告)
朱鷺 - かっ、神作をありがとうございます!!!!!!!!!!!!!!!!!!✨ (12月17日 16時) (レス) @page46 id: e52a8096f8 (このIDを非表示/違反報告)
シグマ(プロフ) - 颯貴さん» ありがとうございます!( * + ◇ +*)ガンバッタゾ(` ≡ △ ≡’)ワーイ (2021年1月24日 4時) (レス) id: 5678212689 (このIDを非表示/違反報告)
颯貴(プロフ) - やばいです毎回気持ち悪いぐらいニヤついて読んでますwwずっと応援シテマス(`≡△≡’)(なんかこの絵文字可愛くて気に入った) (2021年1月22日 23時) (レス) id: 877859fa3c (このIDを非表示/違反報告)
シグマ(プロフ) - 颯貴さん» ありがとうございます。なら、私はジャンプをしながら更新しましす(!?)お楽しみ下さい。 (2021年1月10日 18時) (レス) id: 5678212689 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:シグマ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/mao2929891/  
作成日時:2020年12月15日 3時

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