２２話：中島敦と言う男 ページ22
亜里沙「…泥棒猫」
『亜里沙ァ…なんで現れた』
目の前には、彼女が居た。
もう信頼出来ない彼女。
彼女は私を鋭い形相で睨んでは、猫のようにｼｬｧｰと言いそうだった。
亜里沙「なんであんたが、彼を持ってるの？」
『中原さんは友達。君が思っている程、仲良くは無い』
亜里沙「嘘。抱きついていた癖に」
『私は異性にそんな事しない』
亜里沙「嘘！あの時から…ずっと、ずっと奪っていたんだ！」
亜里沙は私に向かってそう言ってきた。
すると亜里沙を呼ぶ青年の声がした。
そして私達を囲っている人混みから、白髪の青年が現れた。
「もう！何してるんですか！亜里沙さん！って。え？」
『あ、君！』
その青年を私は知ってる。
白髪でよーく覚えている。
…仕事行く時にぶつかった子。
『ぶつかった子…あの時、急いでてごめんね？』
「こ、こちらこそすみません…」
亜里沙「え？え？」
中「……」
すると、中原さんが寄ってきて私の手を取った。
そして青年にも「此奴連れて付いてこい」と言って引っ張って行った。
人が沢山いる所から、公園に移動した。
＿＿＿＿
＿＿＿
＿
中「こんなもんか」
『はぁ…人混み、辛い』
中「そうか…ムリはするなよ」
そして、顔を上げた。
そこには亜里沙も青年も居た。
青年の自己紹介をしてもらって、私もした。
中島敦。
亜里沙の探偵社の部下らしい。
亜里沙「…っ…泥棒猫」
『だから、違うって言ってるでしょ？』
亜里沙「ねー、聞いて？敦…この子が言ってた子」
敦「……」
すると、中島さんは此方を見た。
そして真剣に見ては、ｸﾞｯと近付いてきた。
私は目線だけを動かして、中島さんを見た。
敦「予想してたのとは、ちょっと違いましたね」
『あ、なんかごめんね？』
中「いや、謝らなくていいだろ」
亜里沙「っ…敦、信頼してくれる？」
敦「ぼ、僕には理解出来ません……このAさんが酷い事を？人違いじゃ…」
中島さんはｵﾄﾞｵﾄﾞしていた。
嗚呼、確かに可愛いのか。
一つ一つが幼児的で…なんか、The・青年の象徴だな。
『じゃぁ、中島さん。1つ。助言を渡そう』
敦「は、はい？」
『私が亜里沙を捨てた。そう思っててよ』
私はそう言った。
中原さんはすぐ異議を申し立てたが、私は視線で黙らせた。
中島さんは此方を見て心配そうしていた。
敦「あのっ…隠してませんか？」
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シグマざん(プロフ) - 朱鷺さん» こちらこそ、ありがとうございます (12月17日 16時) (
レス) id: af73925dd3 (このIDを非表示/違反報告)
朱鷺 - かっ、神作をありがとうございます!!!!!!!!!!!!!!!!!!✨ (12月17日 16時) (レス) @page46 id: e52a8096f8 (このIDを非表示/違反報告)
シグマ(プロフ) - 颯貴さん» ありがとうございます！( * + ◇ +*)ｶﾞﾝﾊﾞｯﾀｿﾞ(` ≡ △ ≡’)ﾜｰｲ (2021年1月24日 4時) (レス) id: 5678212689 (このIDを非表示/違反報告)
颯貴(プロフ) - やばいです毎回気持ち悪いぐらいニヤついて読んでますwwずっと応援ｼﾃﾏｽ(`≡△≡’)（なんかこの絵文字可愛くて気に入った） (2021年1月22日 23時) (レス) id: 877859fa3c (このIDを非表示/違反報告)
シグマ(プロフ) - 颯貴さん» ありがとうございます。なら、私はジャンプをしながら更新しましす(！？)お楽しみ下さい。 (2021年1月10日 18時) (レス) id: 5678212689 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シグマ | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/mao2929891/
作成日時：2020年12月15日 3時
