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それぞれ1品。
羅生門は料理が目の前に来ると、目を輝かせた。
『ほ、本当に食べていいの？』
少し興奮したように羅生門は言った。
暖かく、紙や血肉くらいしか食べてなかったため、こんな、豪華なの食べれるとは思わなかった。
「いいんだよ。食べてくれ」
『うん…』
太宰さんの言葉に羅生門はちゃんと席に着くと、鏡花が視界に入った。
ﾞお箸ﾞ
鏡花は片手で丁寧に食べていた。
斜め前にいる人虎を見ると、スプーンとお箸を持っていて、使い分けて食べていた。
『…』
視界には、お箸があった。
私は片手でそれを持って鏡花のように掴めるように動かした。
そして目の前にあるパスタを掴んで口に持って行った。
ぱくっ…
「…」
私は麺を口の中に入れて飲み込んだ。
…そうだよね。
(味がしない)
分かってた。
だって、私は悪食。
なんでも食べれるから、その為に味を無している。
でも、食べた感触はある。
だから紙を食べたように少しはお腹にたまる。
『美味しいよ！』
「良かったね、羅生門」
『うん！』
人虎がそう言ってくれた。
私は返しながらそのまま食べ続けた。
お箸を使うのはちょっと難しかったけど、ご主人様のをよく見ていて良かったと思った。
「上手だね」
『？』
ふと、太宰さんだけは私を見てそう言った。
＿＿＿
＿＿
＿
『ご馳走様！人虎！』
私は人虎に向けてそう言った。
人虎が率先して奢ってくれた。
本当は鏡花がしようとしたけれど、男の子の人虎のフォローが早かった。
「う、うん。
…その羅生門、人虎っての何とかできないかな？」
『？
でも人虎ってご主人様は言ってるよ？』
「芥川以外、その呼び名慣れなくて…敦に変えられないかな？」
探偵社に着くまでにそんなことを言われた。
うーん、別に良いけれど。
『分かった！敦』
「ありがとう。羅生門」
人虎＿じゃなくて敦はわたしの頭を撫でてくれた。
優しい手つきで、ご主人様よりしっかりした手。
(暖かいなぁ。)
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シグマ(プロフ) - ペネロッペさん» 閲覧ありがとうございます！はい、少し更新停止です。大体半分くらい書けたので少し物語の整理をしてからまた書き進めたいな…と！ゆっくりになりますがよろしくお願いします！ (2022年11月2日 4時) (
レス) id: bd84de304f (このIDを非表示/違反報告)
シグマ(プロフ) - サキさん» すみませんっ！気づかなくて返信遅れました。うふふ、どうなるかはこれからお楽しみ下さい。いつもありがとうございます！ (2022年11月2日 4時) (レス) id: bd84de304f (このIDを非表示/違反報告)
ペネロッペ(プロフ) - こ…更新停止ですか……？ (2022年11月1日 12時) (レス) @page27 id: 4e7520e5da (このIDを非表示/違反報告)
サキ(プロフ) - 来るなと拒絶して捨てるのはいいけど乱歩さんの話聞いてた芥川君とツッコミたいですね愛してあげて抱きしめないと無理と言われてたのに太宰さんや森さんに叱られかねん対応ですね (2022年10月25日 8時) (レス) id: 4d7646cafb (このIDを非表示/違反報告)
シグマ(プロフ) - サキさん» えへへ、ありがとうございます！凄く嬉しいｯです！それに2回もコメントありがとう！ (2022年10月15日 6時) (レス) id: bd84de304f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シグマ | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp//
作成日時：2022年9月24日 22時
