共犯者になって3 【完結】Daiki・Ryosuke

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山田「そしたらさー、違う資料持ってきちゃってて、本気で焦ったよ〜」



今日はこんな話をする為に、ここに来た訳じゃない





山田「ん？…どした？」




なんでそんなこと、聞くの？









A「ね…私、別れて来たよ」









怖いけど、本当の事を言ってみた






真っ直ぐに山田さんの瞳を覗き込むと、一瞬目を伏せた気がして、、また不安が募ってしまう








なんでよ








山田「うん…、辛い思いさせちゃってごめん

ありがとう」







心なしか、嬉しくなさそうに見えた

その少ない言葉だけじゃ、本心が分からなくて

今日に限って全然酔えないけど、勢いで聞くしかなかった






A「山田さんは？

…私を選んでくれないの？」





オブラートも何もないむき出しの言葉

後で思い出したら、絶対に恥ずかしいのに






山田「いや、俺も…話はして終わったんだよ」




本当かな？

何だか煮え切らない言葉にうんざりした





A「もう…分かったよ、、

山田さんは本気じゃなかったんだね」




これが現実…




悲しくて涙も出ないや









席を立とうとした時、パッと手を掴まれて



振りほどこうとした弾みで、山田さんのスマホが床に落ちた








画面がチカチカ光って、震えてる







ずっと着信しているみたいだった

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