【l.u z】吐息王子と一緒に【歌い手男主】

11やけど ページ12

luzside


尾行対象そらすのの2人は歩き出した。

ちょっと遠くて会話とかはちゃんと聞こえない。

しばらく歩いていたらどうやらラーメン屋に入るらしい。

「流石に一緒に入るのは危ないから外で見てよっか。うーんラーメンいいなあ…」

新しい物好きのふぅはテンション上がっとるみたいで、可愛い。

待って？あのラーメン屋は！

「真冬、真冬！あれ！あの今度ふぅと行こうって思っとったラーメン屋や！」

「へ？」

「絶対最初は一緒に行こうって思っとたんやけど！」

「光軌うるさいんだけど！あと揺らさないで気持ち悪ｸﾞｴｯ」

まふをガクガク揺らして八つ当たりした。

「汚いで真冬」

「君のせいなのに…出してないから許して」

とかグチグチ言い合いをしていたら、ラーメンが運ばれてきていた。
2人は手前側の席に座っていて、しかもお店はガラス張りなので中が見えて助かる。

「見てよ、女の子が話しかけようとしてる」

「なんやて？…うぅもう行ってきてええ？ええね？」

「あ、彼方さんが牽制した。」

「ほんま？かっこいいわナイスや彼方さん！」

なんかふぅがラーメン撮影に夢中になってる隙にそらるさんがオーラと睨みで女の子やら寄ってきそうな輩を牽制してた。

イケメンや…

ラーメン屋に入ったのは許せんけど、そこはとっても感謝します。だってふぅそこらへん気にしないんやもん。

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