story63 ページ17
一郎《今日はありがとな!二郎も三郎も楽しかったって喜んでた。Aさえよければまた家に来てこうやって遊ぼうぜ!》
《『そんなこと言われたらほんとに毎日でも行っちゃうよ?
僕もすごく楽しかったから』》
一郎《そうか笑。それは良かった。毎日でも歓迎するぜ!》
《『ありがとう笑』》
平和なやり取りについ頬が緩む。
嬉しくて、楽しくてつい話が長引いてしまいそうだからじゃあまた、と打ってメッセージを終わらせる。
『良い友達が出来たな』
スマホを持ったままベッドに座るとまた、スマホが振動した。
『ん?一郎かな』
見てみるとそこには一郎とは全く違う人…左馬刻様からのメッセージが届いていた
左馬刻《明後日の夜空いてるか》
《『日中は無理だけど夜なら大丈夫だよ』》
左馬刻《なら、出かけるぞ。》
《『どうせ私には拒否権ないんでしょ?』》
左馬刻《なんだ、俺様と出かけるのは嫌なのか》
《『ううん、左馬刻と出かけるの楽しいもん。なんか大人になった気分になるから』》
左馬刻《じゃあいいだろ、空けとけよ》
《『はーい』》
山田家はやっぱり家族っていうか…弟ができた気分になる。
暖かくてほかほかして、心地よくてずっとここにいたいっていう気分。
左馬刻や銃兎はコーヒーみたい。
ちょっと苦いのにその苦みがクセになってやめられなくなる。
理鶯は…なんか天然で不思議だから時々意思疎通が出来なくて困る時もあるけど。
昔の理鶯を思い出して面白くて笑ってしまう。
理鶯のゲテモノ料理を初めて出された時は…びっくりしたけど味が美味しくてこれまたびっくりした。
その時から食べ物は体に入ってしまえばなんでも一緒だなって思うようになってかなり偏食だったのに今はもう何でも食べられるようになったな
昔の事を思い出すのは好きじゃない。
あの頃は私も毎日笑ってた。
1人になることなんてなかった。
窓を開けば綺麗な上弦の月が浮かんでいた。
上弦の月。…あと半分足りない。
月は満ちていなければ意味が無いのに。
空の月は簡単に満月になるのに、私の月は未だに欠けたまま。
早く、私が綺麗な月を浮かばせなきゃいけない。
どうにもならないこの気持ちを空に願う。
どうか、お願いします。
あの月を…あの月を早く満月にしてください___。
結局、月は満ちないまま夜は更けていく。
そんなことは、知っている。
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hani-R - ルキさん» ルキ様。コメントありがとうございます。「ハマにハマれ」ですね笑わかりますめちゃくちゃわかります。ヨコハマは声優さんがキャラクター本人過ぎてもう心臓に悪いですよね…笑 (2021年2月13日 23時) (レス) id: dbddb190fe (このIDを非表示/違反報告)
ルキ(プロフ) - 僕の推しは寂雷先生と独歩ちんです!!!!!!!最近、浅沼さんにハマってそこから駒ちゃん神尾さんとどんどんハマもハマりつつあります! (2021年2月13日 15時) (レス) id: 5d86928a65 (このIDを非表示/違反報告)
hani-R - Rさん» R様。作者です!コメントありがとうございます!心中お察ししますよ笑笑ほんとにみんなかっこよくて可愛くてそれなのにバチバチのラップかまされたらそれはもう惚れますよね笑三郎君!可愛い!なのに神童!好きになるしかない!笑 (2021年2月4日 7時) (レス) id: dbddb190fe (このIDを非表示/違反報告)
R(プロフ) - コメント失礼します!!!推し?みんな顔が良すぎて‥三郎です!!!←もう、なんだよ‥顔が良いッ‥‥‥すいません取り乱しました‥失礼しました!!! (2021年2月2日 21時) (レス) id: 104d0cd352 (このIDを非表示/違反報告)
hani-R - らんらんさん» らんらん様、作者です!リクエストありがとうございます。全てを反映しきれるかわかりませんがなるべくストーリーに取り入れられるように頑張ります。これからも楽しんで読んで頂けると幸いです。 (2021年2月2日 18時) (レス) id: dbddb190fe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:lotus_r | 作成日時:2021年1月8日 1時