#30 ページ33
秀一に手を引かれて 、見覚えのあるようで無い路地を歩いた 。
高級住宅街というわけでもなく 、普通。普通という言葉が1番最適な住宅街だ。
『 秀一 、本当に良かったの？あんまり見せたく無かったのかと私は… 』
明智「 Aには、ちゃんと話そうと思っただけ。Aが離れて行っても 、俺は…」
『 ばか、…秀一から離れないよ．私から秀一無くなったら嫌だし』
明智「 あっそ」
フィッと前を向いてしまう秀一。
照れてないのか。照れてるわけないか。
秀一の足が止まった．
『 ここ？』
…綺麗とも言え無いアパート。
明智「 うん、」
3階まで階段で上がった。
301で立ち止まった秀一 。
一度も離さなかった手を、離した。
鍵を開けるために。
明智「 ん、入って」
入ると 、ベッドのイメージがあった秀一には合わない敷布団 。
机の上の大量のポケットティッシュと何故か知恵の輪 。
…それと 、サッカーボール。
『 一人暮らしなの？知らなかった』
一人暮らし向けのアパートだろう。
明智「 ああ、そうだよ．」
どこか悲しげに言う秀一 。
なに…？
『 お、お母さんとかは…』
明智「 今から話す事は、2人の秘密にして」
私を信用してくれている 。そう思うと胸が高鳴った．
____________________________
『 …… 』
秀一から話されたのは、思わず黙ってしまうような話だった 。
秀一の 、過去の話だった 。
そしてお父さんとお母さんがここに居ない理由だった 。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1210人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「永瀬廉」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
れんれん愛ing - 続きが気になる！楽しみにしてます！ (2019年5月24日 22時) (
レス) id: be182a0d5b (このIDを非表示/違反報告)
レモネード - このお話めっちゃ好きです！廉くん大好きな私にとってめっちゃキュンキュンしてます！田中先生、いいですよね！もっと廉くんと田中先生の絡み増やして欲しいです！更新頑張ってください！！ (2019年5月14日 0時) (レス) id: 03614df54e (このIDを非表示/違反報告)
はち - めっちゃこの作品好きです！もっと最新してほしいです！ (2019年5月13日 16時) (レス) id: 9025423d49 (このIDを非表示/違反報告)
美紀 - 俺スカ大好きです最高です俺キンプリ岩橋君寄りのオール担当です (2019年5月12日 15時) (レス) id: a31ea93868 (このIDを非表示/違反報告)
美咲(プロフ) - わかりやすいからすごく良かったです！また続きお願いしますm(_ _)m (2019年5月11日 19時) (レス) id: 78f8740758 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：くらげ | 作成日時：2019年5月9日 17時
