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え…。
スプーンを持ったまま、一点を見つめてフリーズしてる…。
『…あれ?あの、侑李?おーい?』
顔の前で手をヒラヒラすると、ハッと我に返った。
『大丈夫…?』
侑「…はぁ、本当バカ。」
え、何、いきなり毒っ。
圭「ちーちゃん、ドンマイ(笑)」
侑「それ以上笑ったら、ひっぱたくよ?」
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『でね、結局またヒントすら貰えなかった。』
その日の夜、中学からの親友である雪ちゃんに、侑李の誕生日プレゼントについて相談した。
まぁ、毎年恒例なんだけど。
デザートに頼んだチョコレートケーキをつつきながら、雪ちゃんが大袈裟にため息をつく。
雪「アレだね。もう本当知念に同情する。」
『えぇー?私だってさ、侑李の1番欲しいものあげたくて必死なのに!全然教えてくれない私にも同情してよ。』
雪「いや、ほぼ正解出てるんですけど。」
『え!?なに!?やっぱケータイのやつかな!?』
雪「んなわけないでしょ。」
『でも、いーなーって言ってたんだよ…?』
雪「はぁー…。しょうがない。ここは雪様が一肌脱ぎますか。」
『え、本当!?』
雪「でもその代わり、必ず実行してよ?」
『うん!』
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って勢い良く返事したのを、私は今猛烈に後悔してます。
雪ちゃんのミッション、難易度高過ぎない…?
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雪「いい?まず、お祝いするのはAの家。
いつもより綺麗に片付けて、少しいい匂いでもさせたら満点。
んで、知念の好きな手料理を用意する。
あ、でも餃子はダメ。
もう少しオシャレなやつ。
ちょっとお酒が入ってた方がいいだろうから、スパークリングワインでも乾杯しちゃえば?
それから、知念が来る前にシャワー浴びる事。」
『え、なんで?』
雪「なんでも。
で、かわいい新しい下着つけて、メイクはナチュラル、服はワンピース。」
『家なのに?』
雪「黙って最後まで聞く!
重要なのはここから!いい?」
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Ban (まなみ)(プロフ) - 伊野尾様Love.@七星さん» こんばんは!コメントありがとうございます!すみません、ずーっと不在にしており、1年越しの返信となってしまいました(泣)ごめんなさい(ToT)今更も今更ですが、リクエストあれば受付けます!!本当に遅ればせながら、コメントありがとうございました!とても嬉しいです (2021年1月4日 19時) (レス) id: ddedce8117 (このIDを非表示/違反報告)
伊野尾様Love.@七星 - とても面白いです…!数ページで、何百ページの小説読んだ気になります!リクエスト、良いですかね?今は受け付けてない、とのことだったら全然構いませんので…!またお返事?みたいなの見たらコメントさせて頂きますね!更新とても楽しみにしています! (2020年1月13日 10時) (レス) id: e41447f8a9 (このIDを非表示/違反報告)
Ban (まなみ)(プロフ) - サラミさん» 良かったですぅー(笑)ちょっと短めだったけど、ダラダラ書いてもなーと(^^; 遅ればせながら、お誕生日プレゼント、お納め下さいm(_ _)m (2018年10月11日 8時) (レス) id: 700bc80c2d (このIDを非表示/違反報告)
サラミ(プロフ) - うぎゃーーー!ありがとうございます┏○))ペコリ素敵な誕生日プレゼントになりました。これで今日はぐっすり眠れます!!! (2018年10月11日 0時) (レス) id: 5783198ee4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Ban | 作成日時:2018年10月11日 0時