二振り目；過保護です ページ8
｢大将って過保護なんだな！｣
こんのすけとおんなじこと言われたんですけど。
｢……大丈夫だよ主。これ以上は無理だと思えば僕達はちゃんと帰ってくるし、それに主は僕達の身に余るようなところへは送らないだろう？｣
｢うん｣
私はこういうときは石橋をあらゆる手でこれでもかってぐらい叩いてから渡るタイプだからね。まあ誰でも大事なことには慎重になるものだけど。
｢なら安心してくれ｣
ニコッと微笑むと兼定と厚は着替えに行ってしまった。
｢………やっぱり心配しすぎ？｣
｢はい｣
即答かよ。
＊＊＊＊＊
一方兼定と厚の方は、
｢…んー、でもやっぱり強い奴とも戦いたいよなー。楽に倒せる敵じゃあちょっと………｣
｢それだけ主が僕らの事を大切にしてくれているということさ。喜ばしい事じゃないか｣
兼定が微笑んでそう言うと、厚はまだ納得がいかないのか表情を曇らせながら言葉を変えした。
｢…うーん、まあそうなんだけどさー。
……いつか出陣させてもらえなくなりそうな気がする……｣
｢そんなまさか。いくら主でもそこまでではないと思うけれど｣
兼定は笑って否定したが、心のどこかでそれが仮定の話ではないと感じている自分がいた。
あの審神者ならありえる、と…………。
＊＊＊＊
｢じゃ、手入れするよー｣
｢えー？こんなの怪我のうちにも入らねぇぜ？｣
｢かすり傷が積み重なればいずれ重傷になるんだよ。ケガしたら私は手入れするからね｣
｢えー、ほんと過保護…｣
｢過保護ですがなにか？｣
もう割り切ったもんね。
｢では手入れが終わりましたら刀装を作ってみましょう｣
｢！刀装かあ。それがあれば少しは安心できるかもね｣
｢刀装についての知識は？｣
｢習ったよ。…………盾兵が一番防御力高いってこともね……｣
ふっふっふっ。目指せオール盾兵！
｢そうですね。防御力が一番高い装備でもあり、最も出にくい装備でもあります｣
まあ頑張ってくださいねぇ〜、なんて言って半分以上無理だべとか思ってるだろ。やってやるからな私は。
｢っよし、手入れ終わったよ。んじゃ私は刀装作ってくるからね〜｣
厚に別れを告げ、刀装部屋へと向かう。
｢おや？そういえば夕餉の準備はよろしかったのですか？｣
｢ん？ああ、なんか兼定が自分に任せてくれって言って、私が現世から持ってきた料理本を熱心に見ていたよ｣
ふふふっ、楽しみだなあ。兼定作のごはん！
二振り目；刀装って難しい、ごはんは美味しい→←二振り目；よろしくね
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まなみ(プロフ) - みゆさん» 了解致しやしたああああああああああああ！← (2018年11月4日 15時) (
レス) id: 5229721b17 (このIDを非表示/違反報告)
みゆ(プロフ) - 続き待ってますううううううううう！← (2018年11月4日 15時) (レス) id: 866317dc4d (このIDを非表示/違反報告)
まなみ(プロフ) - ユユユさん» コメントありがとうございます！そう言っていただけてうれしいです！ (2018年11月1日 6時) (レス) id: 5229721b17 (このIDを非表示/違反報告)
ユユユ - すごく面白いです！更新頑張って下さい。応援してます！ (2018年11月1日 5時) (レス) id: f0e41eea19 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：○●まなみ●○ | 作成日時：2018年9月20日 22時
