一振り目；ごはんですよ ページ4
｢おっ、見つけた！｣
よっしゃーまだそんなに時間経ってないから予定通り行けそうだな。
｢何作ろーかな……。あんま時間ないし……うどんにしようかな｣
洋食が口に合わなかったら困るし、和食でってなると、選択肢が少ないよねぇ。
何うどんにしようかな。政府が用意した食材は〜？
まあ、野菜ばっかりですね。あと卵とかか。
いやはや、現代っ子には冷蔵庫がない生活なんて考えられないぜ！
魚は川から釣ってこなきゃいけないし、肉は万屋で買えるみたいだけど、保存できないから使う分だけ。
ふーべーんー。
｢…かき揚げうどんにしよ｣
＊＊＊＊＊
｢お待たせいたしました。お食事の用意ができました｣
おや、歌仙着替えて…！？ッ可愛い……！！
前髪をアップにしているのはまあ普通だろう。ただ、可愛らしいリボンで縛ってるのが……。
｢あ、ありがとう主。………どうかしたのかい？｣
｢へっ？な、なにが＿｣
｢いや、すごく表情が緩んでいるから…｣
つまりニヤけてるということですか？
ううむ。だって可愛いんだもん。仕方がない。
｢か、可愛い……？僕のどこが？｣
｢え？あれ、私声に…｣
｢喋っていたよ。普通に。だって可愛いんだもん。仕方がない、って｣
｢マジですか｣
心の中で喋っていたと思っていたのに………。
｢…ふふっ。少し口調が砕けたね｣
｢……え、あ！すすみませ＿｣
｢いいんだ。あんまりかしこまった話し方をされると、距離を感じてしまうから…｣
だから普通にしてほしいと歌仙は言う。
……うーん、そこまで言うなら……。
｢…わかった。じゃあ普段通りにするね｣
私がそういった瞬間、顔がパァアと明るくなってあからさまにニコニコし始めた。
か わ い い
｢ま、とりあえず冷める前にご飯食べよっか｣
｢ああ。何を作ってくれたんだい？｣
｢かき揚げうどん。なにが好きかわかんなかったから無難なものにしたんだけど…｣
歌仙はもぐもぐ美味しそうにうどんを食べている。ていうか食べ方綺麗。
｢主が作ってくれたものなら僕は何でも食べるよ｣
…こいつ、乙女心をわかってる…！
｢あっはは。ありがとう。じゃあ洋食とか中華とかもいけそう？｣
コクコク
やばーいかわいいー。
｢じゃあ昼餉は一緒に作ろうよ｣
｢ああ、もちろん。何を作るんだい？｣
｢えっとね……＿＿｣
歌仙の正面に座り、他愛もない話をしながら私達は穏やかな時間を過ごした。
…あれ、そういえばあの子はいつ来るんだろ？
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まなみ(プロフ) - みゆさん» 了解致しやしたああああああああああああ！← (2018年11月4日 15時) (
レス) id: 5229721b17 (このIDを非表示/違反報告)
みゆ(プロフ) - 続き待ってますううううううううう！← (2018年11月4日 15時) (レス) id: 866317dc4d (このIDを非表示/違反報告)
まなみ(プロフ) - ユユユさん» コメントありがとうございます！そう言っていただけてうれしいです！ (2018年11月1日 6時) (レス) id: 5229721b17 (このIDを非表示/違反報告)
ユユユ - すごく面白いです！更新頑張って下さい。応援してます！ (2018年11月1日 5時) (レス) id: f0e41eea19 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：○●まなみ●○ | 作成日時：2018年9月20日 22時
