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・Ep108 ページ15

自分の薬や貴重品が入ったバックを持って、

キャンプ場で入り口の方に歩く。





?「おい!」





ん、誰か呼んでる?





?「こっち!」





こっちって言われてもねー?

分かるわけないやん!





?「あー、もう!」





そう言って現れたのは……、壱馬。





どこから出てきたかっていうと、木。








『なんで木から出てくんの?』


壱「いや、なんかかくれんぼ誘われてさ。
ガチ勢なりたいなと思って、木に登ってた。」


『へー。
言っとくけど、「こっち」なんて言われてもわかんないから。』


壱「まー、木の中だもんな(笑)」







ニコニコ笑ってる壱馬。

彼なりに楽しんでるみたいで、何より。







壱「で、どこ行くん?
そっちは出口やで?」


『知ってる。
買い出し行ってくるの!』


壱「は?!
1人で?」


『そ!
じゃー、そういうことだから、行くね。』






壱馬をおいて、さっさと買い出しに行こう。

再び歩き出す。








って、思ったんだが。







『なに、離してよ。』







壱馬さん、なぜか私の手掴んでるよね。


いや、この展開、今日2回目。







壱「待っとって。
一緒に行く。」






そう言って、テントの方に走っていく。






『は、はー?』






え、私。

今から壱馬と2人?



え、私無理だよ。

緊張する。

コミュ障出るって!




別に壱馬のこと、恋愛感情で好き!っとかないけど、

気まずくない?








すると、私同様、

自分の財布やらが入ってるであろうバックを持って、

走って戻ってきた壱馬。





壱「よっしゃ、行くか。」





行くか。じゃねーし!

1人で気ままに行きたいって。





『いや、壱馬。
遊んでなよ!
自由時間だし!ね?』


壱「女の子1人で行かせるとかありえんわ。」


『え、でも…』


壱「黙って、ありがとうって言ってりゃー可愛いのに。」


『…』


壱「冗談やから。
一緒に行こ。
気遣わんでも、俺が行きたいだけやから。な?」








そう言って、私の顔を覗き込んでくる壱馬。








なんか今日、優しい。

狂うじゃん、こっちが。

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設定タグ:THERAMPAGE , 紅一点 , 川村壱馬   
作品ジャンル:恋愛
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北人大好き - ゆめゆめ。さん» お久しぶり、元気ですか?最近コメントできなくてごめんなさい (2020年4月27日 15時) (レス) id: 2678dd635d (このIDを非表示/違反報告)
- すごく続きが気になります!更新待ってます (2020年1月21日 19時) (レス) id: 06b55d11a8 (このIDを非表示/違反報告)
北人大好き - ゆめゆめさんの励みになるなら、こっちも嬉しいよ! (2019年12月14日 14時) (レス) id: 2678dd635d (このIDを非表示/違反報告)
ゆめゆめ。(プロフ) - 北人大好きさん» いっつも嬉しい事言ってくれるやん!ありがと! (2019年12月11日 21時) (レス) id: b14634d302 (このIDを非表示/違反報告)
北人大好き - こちらこそよろしくね♪ずっーとゆめゆめさん応援する (2019年12月10日 16時) (レス) id: 2678dd635d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆめゆめ。 | 作成日時:2019年10月10日 15時

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