これは奇跡と呼ぶものか (ページ24)

今日:4 hit、昨日:11 hit、合計:141,862 hit

野球選手ページ24

Aside

あのあと、何事もなかったかのように帰路についた。
家についてプロ野球の配信を見ながら作業をする。

解説「おぉーーっと、山田哲人ホームランだ！！！今日もこの男が決めました！！！最近の山田はひと味違う！！！！！」

解説で、山田選手が取り上げられる。

あの人のおかげで今日の試合は、ヤクルトの快勝に終わった。
ヒーローインタビューでは勿論活躍したあの人。

解説「今日の試合は素晴らしかったですね！」

哲「ありがとうございます。」

解「最近の試合は調子が良いですが、なにか特別な事を行っているのでしょうか？」

哲「特にはやってないですね(笑)でも、最近良いことがあったのでそれを糧に頑張っています。」

それが、私との約束だといいなと思いながらお風呂に入る準備をする。

彼の活躍は、めまぐるしくて本当に私にはもったいない。もっといい人がいるはずだ。
正直、彼なら女性なんて選び放題だろう。いまだに私に声かけてくれたことがわからない。

そう思いながらも、どこかで私を選んでくれないだろうかと思っている私がいる。
私の気持ちが彼に傾き始めている事は自分でも容易にわかる。
今度ご飯を食べに行ったときに落ちるか落ちないかで今後がかわる。
そんなことでさえわかってしまう程、彼に傾いていた。