【文スト】急にトリップして護る事になったんですけど、一寸説明下さい。

ひぐっちゃんと御対面！ ページ2

「迷子です。ひg…一人で何故かここにいたんですよ。ワープでもさせられたのか……」
「……ついてきてください。表通りまで案内します」
「おお！ありがたやありが」
「ふざけないでください」
「ｱｯﾊｲ」
ひぐっちゃんの顔が急に曇ってしまった。何か気にさわる事でも言っただろうか…。

その後、ひぐっちゃんの後について路地を右に左に曲がり曲がって数分歩いた。その間、どちらが喋ることもなく、気まずい沈黙が二人の間を歩いていた。
先を行くひぐっちゃんが静かに足を止め、此方を向く。
「処で、貴女の名前は？」
「Aです。貴女は？」
「何故此処に来たのですか？」
「こっちが知りたいです」
「ここは我々ポートマフィアの領地の中心部近辺。簡単に一般人が入ることはできないはず。貴女は何処かのスパイではないのですが？」
「いや、その一般人です。それに、もし何処かのスパイだったとしても、普通答えないと思いますよ。その質問」
「……」
「……」
ねぇ、気まずい沈黙多くなぐぅぅ〜
「あ…」
「……」
空･気･を･読･め！私のお腹！
「……コンビニが近くにありますが、行き「行きます！！」…」

スタスタと歩いていくひぐっちゃんの後ろに着いていけば、数分で目の前に何時も愛用しているコンビニがあった。硝子の開き扉にはネズ…夢の国の春のキャンペーンのポスターが貼られていた。
「とりあえず、ツナマヨと昆布と明太子とお茶とト○ポと…」
ちらっと樋口ちゃんを見ると肉まんを買っていた。
外に出ると知らない顔が待っていた……否、知ってる顔だわ。その黒い外套に黒い目に黒い髪、あの芥川さんじゃないっすか。拝も←
何やら小声で会話を交わしているが、無視してさっき買ったおにぎりを食べる。
私、もしかしてトリップした？とかなり今更のように考えていた。否、だって、芥川センパイとひぐっちゃんいるし、それより、なんで私なんだろ？友達に文ストヲタがいた気がするけど、なんであのコじゃないんだろ……
「貴様」
「ふぁい。ひょっほふぁっふぇふらふぁい」
口に詰め込んでいたおにぎりをお茶で飲み込む。
「……はい。なんでしょうか。私そろそろ帰らないと鬼の担任に絞められるので…」
「貴様は本部に連れていく。敵組織の可能性が高いからな」
「いやただの一般市民ですよ。JKっすよ。一般市民ですよ？」
「兎に角、あの時間にあの場所にいた事が怪しい。着いてこい」
「はあ…はい。わかりましたよ」

どうやら、ポートマフィアに連行されるらしいです。

設定資料(1？)→←トリップしたそうです。………え？

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