アメリカ物語72 ページ26
{貴方side}
ゴール裏から放ったシュートとは思えないほど危うさを感じられない放物線を描き、リングを通り抜けたのだった。
体の中心から指先まで思い通りに動ける。
小さい頃からバスケットボールに触れてきたからというのもあるが、アメリカに来てから、型のハマらないプレイスタイルを相手に戦ってきたおかげで柔軟さを手に入れることができたのだ。
日本じゃ・・・
ここまでハラハラした戦いはできなかったことだろう。
・・・
嗚呼・・・こいつらと戦って分かっちまった。
デカすぎる才能が一点に集中してしまったことによる亀裂を・・・青峰たちのバスケに対する気持ちを、どうにかして繋ぎ止めようとしていた俺自身が・・・
俺自身が・・・
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バシイイイイイィインッッッ!!!!
オリヴァー「よっしゃ・・・!!」
ニック(なっ・・・スティール!?!こいつ、さっきのチビの言葉で戦意を取り戻したか・・・!!)
オリヴァー「リアム!」シュッ!!!
リアム「(ダリアが諦めていないんだ・・・!これ以上、足手まといになってたまるか・・・!!)っ・・・ダリア!!」
貴方「任せろッッ!!!」
シルバー「調子に乗ってんじゃねえぞ!!クソが!!!」
「まただ!!シルバーのブロック!!!」
「さっきよりも威圧が凄すぎる・・・!!」
「さすがにこのシュートは無理だ・・・!」
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佐藤『よっしゃあ!!!』
虹村『あいつ・・・何気頭使ってるよな。』
貴方『今更かよw・・・・・・バカっつーのは、ただ単にバカなだけじゃねぇ。柔軟な思考の持ち主なんだよ。それに!あいつの"イタズラ心"があればパワーでぶつかる必要はない。』
貴方「"かわせさえすれば"・・・!!」
シルバー「!!」
俺は・・・遠心力を使って体を翻し、銀髪野郎の脇をすり抜けて、再び片手に持ちかえた。目の前には存在感を放つリングのみ・・・!!
ズダアアアァァァァァアンッッッッ!!!!
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青峰(!!・・・・・・なん・・・だ・・・この感じ。)
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だお(プロフ) - 明待霧夜さん» 7年・・・!!数字にすると思ってたより長くて驚きました(泣)!長期間更新停止していたのにも関わらずに読んだくださってとても嬉しいです!またちょくちょく更新頑張りますね・・・! (2022年11月9日 22時) (レス) id: 8108c641b1 (このIDを非表示/違反報告)
明待霧夜(プロフ) - だおさんお帰りなさい! キセキ物語の終盤から連載を追い始め、かれこれ7年以上白咲ちゃんの物語を追っていることに気づきました…! これからも応援させてください…! (2022年11月8日 6時) (レス) @page23 id: 31d5edc1c2 (このIDを非表示/違反報告)
だお(プロフ) - あやかさん» コメントありがとうございます・・・!!戻ってきて初めてのコメントだったので感極まりました( ; ; )読んでくださってありがとうございます! (2022年10月26日 17時) (レス) id: 8108c641b1 (このIDを非表示/違反報告)
あやか(プロフ) - うぁぁぁ!!かっこよすぎますっ!!好き!!*°♡ (2022年10月26日 14時) (レス) @page21 id: 1bbfe76602 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:だお | 作成日時:2022年9月28日 23時